初練習 | 「迷ったらGO!」

「迷ったらGO!」

思い立ったらやっちゃえ!的に行き当たりばったりで行動してしまう、いくつになっても落ち着けないベイスターズファンの親父と、カープ命の母親ジュン、そしてなぜかドラゴンズ狂の息子カイが繰り広げる三つ巴の熱き戦いをお送りします。

会社の仲間を中心につくったソフトボールチームの2012年初練習でした。


あ~、体動かねぇ・・・・・・・・。


正月にひたすら食っては運転、食わされては運転・・・

してたら、体重2キロも増えた。


そりゃあ重たいわ。


チーム結成は、もともと俺のワガママから始まった。


と言っても、もともと野球をやっていたわけじゃない。

逆にまったく未経験な俺が、なんでソフトボールをやろうなんて言い出したか。


その原因はカイだった。


カイは物心つく前からカープキチガイのジュンに

強制的広島市民球場

連れて行かれてたこともあり、自然と野球に興味を持つようになった。


まだ小さい頃は、遊びでキャッチボールくらいはいくら未経験の俺でもできるが、

小学校2年の時、地域の野球チームに入ると

あまり一緒にキャッチボールをやることもなくなった。


チームに入って1年くらいしたある時、

ちょっと時間があったからカイを久しぶりにキャッチボールに誘った。

が、


「えー、行かない・・・」


「何かやることがあるのか?」


「いいや、ないよ」


「じゃあ、どうしたんだ?」


なんだかずいぶん答えにくそうにしている。


「言ってみろよ」


「だって、チョビ ヘタだから面白くないんだもん・・」


な、なにを------!!!

なんだって?俺とキャッチボールやっても面白くないだと!

ふざけんな!立て!行くぞ!


と無理やり河川敷に行き、やってみてビックリした。

一年前とは大違いだ。


ちゃんと投げるカッコになってるし、ボールのスピードも

比べものにならないくらい速くなってる。


一方俺は・・・「あ、ごめん・・・」

「また変なとこ行っちゃった・・・」を連発。


しまいにゃあ、

「もういいからノック打ってよ。できる?」

子供に呆れられる始末。


ヤバイ、親の威厳が・・・。


小学校3年の子供に「親とキャッチボールやってもつまらない」

と言われる親が、この世に何人いるだろうか?


ちょうど会社の後輩に、一人は甲子園出場者、一人は名門校の野球部

一人は17年野球チームに所属、と経験者がいたから、

飲んでる席で「野球を教えろ!」と脅して練習することになった。


この時36歳。


後輩が、「野球はキツイと思うので、ソフトボールでいいですか?」

いい、いい。とにかく見返してやる!


そんな、子供にバカにされた悔しさという

まったくもって個人的な理由で始まったチームだけど、

月一回の練習or試合が、5年続いてます。