古い写真を整理していたら出てきた、27年前のスナップ一枚。
スペインに住み始めた年の夏、ビザ抜けを兼ねたモロッコ旅行。
当時は3か月に一度出国すれば、居住権がなくてもある程度の期間は住むことができました。
1988年8月、タンジェ駅から夜行列車に乗車した際に撮った写真。
タンジェ~ラバト間、ラバト~マラケシュ間は列車を利用。
連結器上の通路を囲む幌はありません。郷愁を誘う旧型客車のデッキ。
モロッコは旧フランス植民地であった時代の名残りで、かつてはフランスの払い下げ車輌が使われていました。当時は鉄道に関心がなかったので、駅や列車の写真を撮らなかったのは残念です。
この時はパックパッカー旅でモロッコ一周。カスバ街道、サハラ砂漠メルズーガ、さらにトラックの荷台に揺られながらアトラス山脈の山間部の村イミルチルまで分け入って、ムッセン祭などを見てきました。