戦前~戦後期の蒸気 | スペイン鉄道暮らし

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 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

メルクリンZ 戦前から戦後期にかけての蒸気機関車。

BR10 ブルー BR10 レッド

BR05 流線型レッド

時折 eBayにお値打ち掘り出し物を出品するシュトゥッツガルトの業者。相場よりも低価格で、狙った3両は全て落札。手持ちの流線機が増えました。

1930年代は戦前のドイツ鉄道技術が頂点に達した時代です。それは一方で、ナチスドイツの台頭で高揚したドイツ人の精神の賜物という解釈が一部にあります。現代においては、ナチスを蛇蝎のように嫌悪して、その全てを否定する風潮がありますが、テクノロジーの発達という見地から見た場合、当時のドイツが20世紀の技術革命に貢献した役割は、冷静に評価すべきではないでしょうか。欧米の列強諸国にとって産業振興と技術革新は国策の柱であり、各国のエンジニアたちは競い合って世界トップレベルの重工業製品を世に出していきました。


鉄道模型の蒐集を進めているうちに、1930年代から戦後期にかけての機関車の存在が大きな意味を持ってきました。戦前の技術の蓄積が戦後の発展を約束していったのです。それは現代の高速鉄道時代の幕開けを告げるものでありました、流線型蒸気から超高速列車に続いていく流れは、新たなテーマとなっています。いずれコレクションがひと段落したら、とり上げてみたいと考えています。