溶鉱運搬貨車 | スペイン鉄道暮らし

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 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
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メルクリンZ ドイツの鉄鋼製造工場で使われた溶鉱運搬車


2両セット 2種パック 


溶鉱桶を支柱に掛ける固定式。

こちらは軸を支点としてクルリと回転します

1930~40年代には戦時体制となり、重量貨物輸送用の5動輪を備えた大型蒸気機関車が設計された時代でもありました。


ルール(Ruhr)地方

ドイツの西側中央部に位置し、後背地に炭田が多く、鉄鋼業で名を馳せた地域。高1の地理では、ルールの中心都市はエッセン、ドルトムンドと覚えました。

13世紀から石炭の採掘が行われ、18世紀末に製鉄業の開始。19世紀にプロイセン王国ライン州を成し、ドイツ屈指の重工業地帯となります。普仏戦争で勝利を収め、鉄鉱石が豊富なアルザス・ロレーヌ地方を領域として、ドイツ帝国の主力産業を支える時代を迎えました。しかし、第一次大戦に敗けてアルザス・ロレ-ヌはフランスに返還。

第二次大戦の敗北により国際機関の管理下で、西ドイツ復興の中心的な役割を果たしました。次第に主力資源は石炭から石油へと変わり、1960年代に衰退。全盛期に300か所あった炭坑は次々と閉山して、2007年には僅か6か所。

現代のハイテク産業は南ドイツのシュトウッツガルトやミュンヘンが中心で、ルール地方は新たな再生を模索しているようです。