旧サンルーカル・デ・バラメダ駅 | スペイン鉄道暮らし

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グアダルキビール川の河口の町、サンルーカル・デ・バラメダ。

1614年10月5日に支倉常長を代表とする慶長遣欧使節が到着。領主メディナ・シドニア公爵の歓待を受けた記録が残っています。

丘の上には大航海時代に権力を誇った公爵の宮殿があります。先月10日に公式訪問の随行をしたのですが、ゆっくり見る余裕がなかったので、再訪するのが目的でした。

シェリー酒(地元ではマンサニージャと呼ぶ)の蔵元で新酒モストを味わうのも一興。


夕食を楽しんだグルメなバルの壁に掛けてあった一枚の写真から鉄道ネタを発見♪

今は無きサンルーカル駅に停車しているレールバス。

プエルト・デ・サンタマリア~ロタ~チピオ-ナ~サンルーカルの路線が健在であった在りし日の写真。

店の主人に尋ねると、1984年に廃止となり、現在はバスターミナルとなっているけれど、鉄道の名残りは跡形もないという話。

実際に行ってみると、なるほどこの通り。

カディス県の地方路線バスが発着しています。今はオフシーズンで閑散としていますが、夏は多くの海水浴客が集まる町。

軌道跡は舗装道路に変わっています。

大西洋に面したリゾートタウン、チピオーナへ向かう道。