毎月恒例のみ市。3月は仕事で来れなかったので2か月ぶり。
お昼過ぎの少し遅めの時間に行ったのですが、閑散として見る人もまばら。
今日はカトリックの暦で枝の主日。これから一週間続く宗教行事セマナサンタが始まります。
お客さんが少ないのはそのせいです。知り合いに挨拶して、さらっと縁台を眺めます。
KATO製Nゲージ車輌を数台見つけました。買ったわけではなくて写真オンリー。
国鉄コンテナ、EF15、スペインに輸入されてRenfeに所属した電気機関車。
日本から遥々この地に渡ってきたのですね・・。
今回は特に目玉商品という程のものはありませんでしたが。なんとなく気が向いて、アメリカ客車シルバー塗装2両のジャンク品を購入。1台12ユーロとお手軽な買い物です。
隣の縁台にいた友人のラファエル氏に見せると、「この客車はナ、ある映画に使われたんだ。知ってるか?」「わからないなー。古いアメリカ映画は観てないからね」「トーマス・エジソンの映画の中で、この荷物車の扉が開くシーンが出てくる」 いつもながら彼の雑学知識には感心。地元史にも詳しくて、いろんなことを教わっています。これは購入後の会話ですが、そうしたエピソードを聞くと自然に関心と愛着が湧いてくるものです。
通常の終了時刻14時を待たずに早々に店じまい。「やれやれ、今日はくたびれ儲けでお仕舞い。これからの片付けが、まさにコスタレロ仕事さ」(コスタレロとは祭りの御輿の担ぎ手のこと、転じて重労働、縁の下の力持ちといったニュアンス)「ま、ゆっくりやるさ。Tren Bajo Velocidadでね」 (Tren Alta Velocidad高速列車をもじって低速列車の意味)といったようなジョークの掛け合いが愉快。
それから一旦家に戻って、夕方はセマナ・サンタの行列見物に出かけました。
