先月リスボンで購入した書籍の紹介

「カスカイス線の思い出 Memorias da Linha de Cascais」
この本との出会いは、朝ホテルの周辺を散歩していて、ローマ通りにある書店のウィンドーで見つけたのですが、開店は10時。幸いにして観光バスの出発が10時15分だったので、その僅かな時間を利用して駆け込みゲット。
表紙タイトルから古い鉄道写真が満載されている内容を期待したのですが、実際にページを開くと期待倒れ。しかしながら、ベル・エポック時代のポルトガルのブルジョワ階級の暮らしや、リゾート地エストリル、カスカイスの発展過程を知る上での資料としての価値はあります。
価格42ユーロ、377ページ、あまり売れ筋の本ではなさそう・・。
1880年 馬車鉄道
1918年 第一次大戦後 ファテイマの奇跡が起こった頃
カイス・ド・ソドレ駅 (この1点のみWikipedia出典)
手前の簡易ターンテーブルに注目
19世紀半ばにドイツで使われていた設備
ポルトガルでは19世紀末まで存続していたようです。


