1930年代半ば、第二次世界大戦直前の頃、 欧米の機関車大国はそれぞれ凌ぎを削って流線型蒸気機関車の開発競争に邁進していました。主にアメリカ、ドイツ、イギリス、ソ連などで、戦前の日本もまた然りです。
今日は少し変り種の蒸気を入手。カナリア諸島のラス・パルマスから到着。
ミニトリックス製、サー・ナイジェル・グレスリー号
1937年製造 イギリスの鉄道功労者Sir Herbert Nigel Gresley (1876 – 1941)が設計。ナイジェル・グレスリー卿は名機フライング・スコットマン号の製作にも携わっています。
LNERは London and North Eastern Railwayの略
駅のホームに停車中 黒塗りのフロントフェイスはノッペリ顔
オリエント急行レッド客車を牽かせたショット
これまで流線型機関車にはあまり触手が伸びませんでしたが、最近になって鉄道の発展史を体系的に知る上では欠かせない機種であることに気づいたという次第。現在の超高速鉄道の設計への橋渡し役を果たしたのですね。
今のところ、日本のC53とドイツのBR03バージョンを手に入れていますが、将来的には満鉄パシナ号とアメリカ型流線機をコレクションに加えたいと思っています。