ミニトリックス Kbay Stas S2/5 1986~96年製作販売
20世紀初頭にオリエント急行を牽いていた花形機関車であることを知ると
この車種にも俄然、興味が湧いてきました。
オリエント客車のNゲージ版はかなり揃いましたが、相応しい牽引機がなくては格好がつきません。
できれば実際の編成で使われていた蒸気機関車が理想的です。
バイエルン S2/5 は動輪が2軸であることが特徴です。
19世紀末~20世紀初に見られたSLの形式で、初めて目にした時はそれを知らずに
テンダー機関車の動輪配列は3つ以上が基本と勝手に思い込んでいましたので
バランス的に物足りない印象でした。しかし、その個性的なフォルムに魅力を感じて
是非コレクションに加えたいと思い、めぐり合う機会を待っていました。
程なくチャンスが到来し、予想より若干安くオークションで落札。
発送元はドイツのハンブルク、こうして北の国から南の国へと転属してきたわけです。
国際宅急便で届いた小包を開けると、これもひとめ惚れ♪
さっそく試運転にかかります。
前照灯は低い位置にあり、後部ライト共々点灯します。
大きな直径の車輪とクランクロッドの動きもゆったりとしており、全体に気品を感じます。
20世紀前期の豪華列車を引く優美さは充分、ディテールにおいても優れており
満足度が高い機関車です。
プロフィール
1901年 アトランティック・エクスプレス客車用機関車をアメリカのボールドウィン社に2輌発注
1904~1927年 ドイツ Maffei 社が10輌製造
ドイツ連邦第一軍団ミュンヘン配属
オリエント急行牽引を担当
最高時速 150km/h
全長 21,13m
重量 85,4トン

