スペインの鉄道雑誌「トレン・マニア」特別号。
よく買っている月刊誌「マス・トレン」は鉄道模型専門ですが、
こちらは実物の機関車や車輌をテーマとした雑誌です。
先日買った特別号は、20世紀初頭のスペイン蒸気の集大成というべき内容で、
この時代の機関車にとても惹かれるものがあるので、すかさずゲットしました。
1880年代から1920年代までに製造されたSLが網羅されていて興味深いです。
当時は日本と同様に、初期の頃はイギリスやドイツの製造元に発注して輸入されていたことがわかります。
また、古い時代の機関車には、それぞれ愛称がつけられていたようで、
スペイン人も蒸気機関車に特別の愛着を持っていたことがしのばれます。
ページをパラパラとめくって目にとまった画像から。
1904年製 マドリッド号 ラマンチャ地方の混合列車
1893年から1903年にかけて建設 1963年に廃止
バルデペーニャ~カルサーダ・デ・カラトラバ~プエルトジャノを結んでいた750mmの狭軌鉄道
鮮明なカラー写真ゆえ、再現された列車かと思いましたが
1981年にディーゼル機関車が導入されたとありますので
かなり遅い時代までSLが活躍していたようです。
1903年 オレンステイン&コッペル製 トゥルバ号
1904年に開通、サラゴサ、ウトリーリャ鉱山鉄道、127kmの路線
小型タンク機関車用の機関庫とターンテーブル



