ルートヴィヒ2世お召し列車 HOゲージ版
展望車一輌をバラでオークション購入。
当初、ドイツから送られた宅急便は到着しませんでした。おそらく配達人は、僕が仕事で出張していた数日間の不在中に訪れたのでしょう。しかし、到着通知の連絡もせず、そのまま返されてしまったのが妙です。通常ならばコンタクト先が記された書面をポストに入れて、後日の配達日を設定するのが筋。
以前にも、小包を本人の照合なしに第三者に渡してしまうという問題があったGLSという物流会社です。出品者にメ-ルで状況を問い合わせると、返送されているとのこと。途中で紛失したわけではないので、ひとまず安堵しました。再送はこの業者は使わずに、郵便で送ってもらうように依頼。発注してから1か月、やっと手元に届きました。
期待感と共に梱包を開くと、最初のうちは気がつかなかったのですが、よく見るとデッキの柱が1本欠けています。そして、片方の車輪はすぐに抜けてしまう状態。先月調達したロイヤルワゴンにしても、かなりパーツがデリケートなことは承知でしたが、今回も細部に欠損がありました。どうも、僕はルートヴィヒHOとは相性がよくないのか、なぜかこのシリーズに関してはトラブルが続いています。
同じ車輌のZとHOゲージの比較
どうしてもHOゲージは占有スペースが大きくなってしまうので、レイアウト走行まで楽しむ予定はなく、 とりあえず車輌コレクションを眺めて満足するのみ。
特にアドラー号とルートヴィヒ2世客車には思い入れがあるので、19世紀のスタイルのフィギュアも少しずつ集めています。
ニュールンベルク鉄道博物館に保存されている実物の展望車(出典 WIkipedia)
ルートヴィヒ2世はワグナーを援助して、数々のオペラ作品のパトロンとなり、ノイシュヴァンシュタイン城などの建造に多額の費用を投入しましたが、鉄道にも並々ならぬ傾倒を示したというエピソードがあります。
王はフランスを訪問した際に、ルイ14世様式の家具調度品に魅せられて、 ロイヤルサロンカーの内装にルイ王朝時代のインテリアを装備させたという話があります。いつか本物を見てみたいものです。