C62と共に届いたのは、日本製ELと客車セット2種。 本来ならば4月末に到着している筈が、トラブルで大幅に遅延。 日本とスペインを往復、さらに片道、そしてようやく手元に・・
プリモロコ EF64 1000 茶色
プリモロコ 24系ブルートレイン 6輌セット
国鉄時代の日本の情緒を伝える客車
話は長くなりますが、大幅な遅れの事情です。
日本から郵送された小包は、スペインの空港税関でしばらく足止めを喰らい、結局は返送されました。今回の場合は、まずマドリッド・バラハス空港に到着したという通知が届き、所定の書面に必要事項を記入して、インボイスと共にメールで送ったにも関わらず、返答がなく、その後郵便局に問い合わせると、初めは手続中、次は所在不明・・。日数が経つと保税倉庫の保管料がチャージされます。納得のいかない高額の関税を請求されるのは癪なので、そのまま放置して規定期日を経たら自動的に日本に返送させようという考えになりました。スペイン郵政局のシステムに残っている履歴によれば、小包は約2か月間ブロック状態のままで保管、6月中旬に日本に返送されていました。
一連の事情が判明したのは7月下旬。紛失や盗難に遭っていなかったことは幸いでした。日本の販売業者にメールを打ち、知人宅に転送を依頼して一件落着。スペインに来るついでに持参して戴いたわけです。
eBayの中で時折、特にアメリカ人とドイツ人の出品欄に目立つのが 「Shipping not available to Spain スペインには送付いたしません」という但し書き。 これまでのネット購入時の交渉では、なんとか説得して送ってもらったり、剣もホロロに断られたり、どうしても欲しい商品の条件欄にこの文字を見ると落胆します。スペン発送においてトラブル経験が多いことの証なのでしょう。
物流において、なぜスペインは評判が悪くて。信用が薄いのでしょうか。おそらく通関の際の課税率と手数料チャージが高いのも理由の一つです。EU圏内は非課税ですが、アメリカや日本から取り寄せる場合が問題です。以前、アメリカから300ドルで買った中古品に郵送料も含めて課税されて 100ユーロ(140ドル)を越える税金を払ったことがあります。 商業用ではなく個人の趣味に関する物品に対しては理不尽な額だと思いました。
様々な経緯がありましたが、購入して4か月余り、長い旅路の末に我が家の機関庫に無事に収まりました。
