イキケは商業交易を活動のメインとする雑多な港町ではなく、高い文化の香りが漂っていました。ポトシの旅行代理店の人が、この町で盗難に遭ったと言っていたので、治安が悪い町かもしれないと懸念していましたが、さほど危険なことはありませんでした。
中心のプラット広場から入った繁華街のタラパカ通りでは、小規模なアンティックの露天市が立っていて
通りがかりに目にとまった、古い鉄道写真の絵葉書を何枚か買い求めました。
19世紀末~20世紀初頭のイキケの鉄道風景を紹介してみましょう。
鉄道開通期のスケッチ画 イキケ駅と思われます。
1904年に実業家アストレカが建造した宮殿の一室に飾られていたエッチング画
オペラ座の隣のレトロな老舗レストラン「プロテクトーラ」
新鮮な魚料理を期待したのに食事はイマイチ
サロンの壁に飾られていた古い写真の中に、当時の機関車が写っているものを見つけました。
当時の鉄道員
19世紀のイキケは硝酸塩の積み出し港として栄えたそうです。
鉱石を積んだ貨車を牽いて勢いよく黒煙を上げて驀進
傍を走る子供たち、力強い機関車は心を湧き立たせます。
鉄橋を渡るタンク式機関車
メルクリンの模型にもありそうな型
海岸通りに敷かれた馬車鉄道
優雅なオペラ座が建っているプラット広場
一般j開されているので内部を見学。各階の客席はもとより、舞台や楽屋、床下の仕掛け装置まで見ることができました。
ノスタルジックなセピア色の風景
馬車鉄道は市電の原型でした
祝賀飾りのアーチ門をくぐる路面馬車