昔はクスコにも路面電車が走っていました。
1910年に敷設されて以来、昨年100周年を迎えたそうです。
すでに廃止されて久しく、市内の道路にはレールの跡も残っていませんが、市内観光用にボディーの型だけ似せて作られた車輌が走っています。
キリスト像が立っている丘に登っていく途中パノラマ風景が楽しめます。
郊外のサクサイマワン遺跡に行く途中で、バスの車窓から古い客車を見かけたので、クスコ市内を展望できるサン・クリストバルの丘に行った際にあらためて訪ねてみました。車輌は市内観光トラムの事務所になっていて、中には3人のスタッフがいました。
日本の鉄道愛好者であることを告げると、快く内装や展示写真を見せてくれました。当時の車輌を修復した客車、壁の上部の欄間に描かれた優雅な装飾画が目を惹きました。