ブダペスト市電 | スペイン鉄道暮らし

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 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

ハンガリーの首都ブダペスト。

19世紀後半には、オーストリア・ハンガリー帝国の大都市として栄光の歴史を体現しました。とりわけ、フランツ・ヨーゼフ帝の妃、オーストリア皇后エリザベートが愛した街でした。



1989年にようやく、ハンガリー共和国として名実共に独立を果たしたのです。

この100年間は苦難の歴史連続で近代化が遅れてしまった感はありますが逆に古い街並みや建造物が残っている点はメリットといえましょう


ドナウ川が街を貫いて流れるブダペストの街。
対岸に王宮の丘があるのがブダ地区
鉄道駅や政府機関、商業地区が広がっている平地がペシュト地区。
河畔の風景は、ウィーンよりも遥かに優っており
まさしく「青く美しきドナウ」のイメージにピッタリだと思います。


この街には古い型の路面電車が現役で走っています。

旧西ドイツとチェコからの払い下げ車輌なのだそうです。

2007年にヨーロッパレールの新型トラムが導入されて

古風な電車も時代の波と共に徐々に姿を消していくことでしょう。


ブダペスト交通 (BKV) の運営、総延長214km
地下鉄と近郊電車と相互乗り入れをしています。

ブダペストのメトロは、ロンドンに次いで世界で2番目に古い地下鉄。
ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行

畔の通りを走るトラム2号線 沿線の景観は最高

ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
なかよし市電同士のブチュ

運命の赤い糸ならぬ、黒いホースで結ばれています

時々浮気して他の電車とくっついたり離れたり~

ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
市電の内部 木張りの椅子がいいカンジ でもエアコンは無し

雰囲気をとるか、利便性をとるか・・僕は前者のタイプ

冬の外套姿のおじさん&口を開けて寝ているおばさん
ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行

雪化粧した国会議事堂とドーム

19世紀末に建設された威風堂々たるネオ・ゴシック様式、内部見学可 

豪華な会議場と、千年前の初代国王イシュトゥヴァーンの戴冠から受け継がれてきた宝冠が見どころ。

第一次大戦で敗北すると、帝国は解体の憂き目に遭い、絶頂から一気に転落の道を歩みます。
1930年代にはナチスドイツの傀儡政権となって苦難の時代を迎え第二次大戦後はソ連の影響の下に社会主義国となりました1956年のハンガリー動乱の際に、国会に近い自由広場の建物に打ち込まれた銃弾は民衆が民主化への尊い犠牲を払ったことの記憶として、いまだに壁の一部に残されています。