東京の失われた風景のひとこまです。
1972年(昭和47年) 東京都電車は、荒川線を除いて廃止されました。
現在の都電としては唯一、三ノ輪橋と早稲田を結んでいる路線のみが残っています。
殆どの区間が一般道路ではなく、専用軌道上を走っているので、かろうじて生き残ったのでしょう。学生の頃の僕は池袋界隈に住んでいたので、まだ旧型電車が荒川線を走っていたことを記憶しています。
検索して調べてみると、色々なことがわかりました。
プチ・データ
1903年開業
最盛期の路線は41系統 全長213km 日本最大の路面電車網
特殊軌道幅 軌間1372mm
JR在来線の軌間1067mm、標準軌間1435mmのいずれとも異なるのは、馬車鉄道の発展形態であることが理由。 ちなみに、京王線、東急世田谷線は、初期の段階で相互乗り入れを図るという構想があり、都営地下鉄新宿線は、後に京王線に乗り入れることになった経緯で、都電と同じ軌道幅なのだそうです。
新宿の靖国通りからゴールデン街と花園神社の裏を通っている遊歩道、通称「四季の道」は、かつての都電の旧軌道跡であったことを知って、意外な思いがしました。
昭和47年11月廃止
夏休みの家族旅行で東京見物、この付近にあった旧交通博物館は僕にとって必見の場所。妹と弟も一緒だったので動物園もお約束。本園と水族館の間をモノレールが結んでいました。
上野動物園モノレール切符 昭和46年 硬券
1957年開業 懸垂式モノレール 浜松町~羽田間の跨るタイプとは違っています。
大人30円、子供15円、という5円単位の料金が時代を物語っています
東京の私鉄の切符
京王帝都電鉄 昭和54年 新宿から70円区間 & 渋谷から70円区間 軟券
京成電鉄 昭和46年 堀切菖蒲園から50円区間+国電40円区間 硬券
西武多摩湖線 昭和54年 青梅街道から70円区間 硬券
こうした断片的なアイテムも、時代の変遷が感じられて面白いものです。
