さくらネコて知ってますか
さくらネコてのは、
俗に言う野良ちゃんを避妊去勢手術し
ごはんや排泄物のお世話を受けながら
地域で暮らしていく、
飼い主のいないニャンコさんのことです
最近では耳を一部カットすることで
「この子は手術してますよ〜」てことが
分かるようになってきました。
我が家に現れたさくらネコくん。
男の子は右耳を、
女の子は左耳を、
それぞれV字にカットしています
さくらネコを取り巻く環境は
地域によってもかなり違うのでしょうが、
種子島においては
「妊娠してても産ませない」という考えの
病院があります。
多くの場合はそうなんでしょうけど、
私個人は「妊娠してたセーフ
」と
堕胎手術をするヒトの感覚が
少し恐ろしくも感じてしまいます
吉岡家の子猫部屋に
白い、尻尾の短い成ネコちゃんがいました。
彼女の名前はよしこさん。
他のところから堕胎手術を受けさせられ
その後遺障害で自立排尿が出来なくなり
さくらネコとしては戻れなくなった方です。
ひろみちゃんが引き取りました。
よしこさんはおそらく妊娠後期だったのかな。
なんと母乳が出るんです
よしこさんが子猫部屋にいると
「おっぱい〜」とねだってくる
子猫たちが大勢います。
中にはこんな体格差の子たちも
当然ながらニャンコの世界も弱肉強食
カラダの大きな子が飲み切ってしまい、
本当にミルクを必要としている
チビちゃんたちに回ってこないこと多々
頑張って飲むけど
お腹がいっぱいになることはないんです
そんな時どうするかって
決まってますがな〜人間の出番ざんす
お腹が膨れてない子をひとりひとり確認し
パウチや子猫用ちゅーるを
直接口に持っていって食べさせるのです
まあ〜これも結構大変
「早く早く」と脚を登ってくる子や、
「こっちにもよこせ」と割り込んでくる子、
あんた必要ないっしょて子の方が
食に関しては貪欲
まあでも、食べることは生きること、
だからね。
子猫は特に状態が急変しやすいから
とにかく気を張ります
この子は誤飲か、はたまたその前から患っていたのか、レントゲンを撮ったら肺が真っ白で酸素室に3日入りました。
子猫はカラダが小さいだけに
ほんのちょっとの異変でも大事に至ります
「小さ〜い」「可愛い〜
」だけじゃ
済まされないんです
私が滞在してる間だけでも
2匹の子猫が容態急変し、急死しました
ミルクボランティアなんて言葉も
最近よく出てくるようになりましたが、
2.3時間置きにミルクをあげるそのような方。
私は尊敬しちゃいます
そしてインスタでひろみちゃんを
フォローしてくださってる方ならわかる
『噛み犬クロちゃん』
クロはご主人に叩かれて叩かれて育ち、
人間に噛み付くようになりました
そんな愚かな躾をしていたご主人が亡くなり
今では親族や、西之表市のボランティアさんが
檻に入ったまんまのクロの世話をしてました。
そんなクロのことをひろみちゃんが
インスタに上げたら、
急遽「クロちゃん基金」が募りました
クロのために作られたハウスです
これを読んでる方で、
クロに思いを寄せてくださった方も
少なからずいらっしゃると思います。
ありがとうございます
こんな立派なハウス建てることが出来ました
そしてついに
クロ、幸せへと歩き出しました
全てはヒト、人間次第です。
生まれた時からの悪人がいないように、
イヌやネコだって悪い子はいません。
私の好きな島が、
もっと命を大切にする人たちで
溢れかえりますように…
ひろみちゃん、
寝る間も食べる間も惜しんでるから
日々の無理が祟って現在肺炎発症してます
来てくださる島内在住のボランティアさんも
なかなかいない状態です。
ひろみちゃんにこういうことがある時に
すぐに駆けつけられない自分が
すごく悔しい
ひろみちゃん、
どうかどうか自分のことも労わってください。
祈ることしか出来ないけど
種子島アニマルレスキューに幸あれ
☆Fly again☆