以前お話しした脳梗塞で倒れた
ダンナとよく組んでた職人さん。
無事意識取り戻すことが出来たんだって。
でも聞いた話では
まだ喋ることは出来ないらしい。
それを聞いて過去の記憶が蘇った。
私が8歳の時に実父が同じように
脳梗塞で倒れて、
2回心肺停止したという経験がある。
彼は当時働き盛りの38歳。
病気で倒れたことによって出世街道から外れ
さぞ悔しかっただろうな、と
今となっては思う。
自分が彼の倒れた年齢を越えた時。
「別に今死んでも後悔はないよな」
て思った。
やりたい事は散々やってきたと思ったから。
でもね、今では
大所帯になった我が家の家族を
遺して死ぬなんてことは出来ないな、て。
本心からそう思うんだ。
今日は満月なんだね。
ビーバームーン?だかっていうらしい。
今年春に我が家にやってきた
デグーのジーナ。
今日、3歳という
短い生涯を閉じました。
我が家の可愛い我が子たちが眠っている場所に
ジーナも埋葬してきた時、
ふと空を見上げたら
見事に綺麗な満月だった。
ジーナ、月が綺麗だよ。
ハンカチから顔を少し出して
ジーナにも月を見せてみた。
もちろん反応なんてない。
でも、最後に見せてあげたかったんだ。
こっちの世界の綺麗な月を。
ジーナは前日まで元気だった。
触ろうとすると
いつものようにツンデレな態度で。
社交的で遊び好きな
同じくデグーのトーポとは大違いでさ。
たまには〜、て
大好きなおやつもあげたんだよね。
両手で持って
お行儀よく食べてたよね。
ジーナ、私たちね、
あなたが2回里親に出されたこと
知っていたよ。
短い期間で転々として
辛かったよね。
うちが最後のおうち、て決めて
あなたを引き取ったけど、
もうさ、早過ぎる旅立ちじゃない?
もっとゆっくりしていけばよかったのに。
ジーナの最期の姿は
ケージに噛み付いたままの姿だった。
この世に対する未練みたいなのを感じて
やるせなかったな。
だからまだ使ってない、
大好きなフェイラーのハンカチに
カラダをそっと横たえ
包んであげたんだ。
少しでも魂が救われますように、て
願いを込めて。
ジーナ、短い間だったけど
ありがとう。
安らかに眠ってね。
私は決して、
命に「大きい」や「小さい」てものは
ないと考えている。
だから『小さな命』なんてうたうような
保護団体や人間のことは
正直言ってニガテだ。
ジーナのカラダは確かに小さかったけど
その命は決して小さくなんかない。
私たちの大事な家族の一員だから。
ジェット、
ちゃんとソリ引いてお迎えに来てくれた?
虹の橋組の皆んな。
そっちでのこと、
ジーナに色々教えてあげてね。
ジーナ、うちに来てくれてありがとう。
あなたとの出会いも
ご縁だと信じています。
ありがとう。
☆Fly again☆