6月5日、名古屋にお嫁に行ったMIXワンコぼっちちゃん。
彼女を命がけでこの世に送り出してくれたパピヨンのレイナ母さんも今日。
新しいおうちにお嫁に行きました。
あの施設にいた時には、
清潔でフカフカなんてこととは無縁だったからね。
お布団の上、
だ〜い好きになっちゃうね

こちらのお宅には先住さんがいます。
↑未亡人ニャンコのわさびちゃんです。
わさびちゃんは前のご主人様が突然死してしまい、
行き場がない。このままセンター持ち込みか…。
となっていた時、
私がお世話になっていた方に引き取ってもらいました。
それが昨年夏の終わりくらいかな。
わさびちゃんを引き取ってくれた方のおうちはペット2匹まで可なお宅なので、
3月のまだ肌寒い時期。
レイナを引き出してすぐに「Sちゃんに託そう。きっとあの人なら大丈夫‼️」
そう、直感的に思いました。
レイナのカラダには、
複数回妊娠、出産を繰り返した形跡がありました。
実際私も昨年10月。
初めてレイナさんに会った時、彼女の傍には数匹の仔犬。
「この子が産んだんです」
と言われ指差したのはレイナのことでした。
その時から右目だけ白濁し、
澄んだ左の瞳でこちらをジッと見てきたレイナ。
名前もあったのか、
それすらわかりません。
乳牛のように垂れた乳房。
これは何回も出産した子だな、と私にすらすぐわかる姿。
前歯も半分抜けていて、
日を追うごとに右目の状態も悪くなり。
見ていられませんでした。
我が家で最後の出産を終え、
穏やかに眠る姿を見て。
本当に「生きててくれて、ありがとう」と何回も何回も繰り返し話しかけました。
私はパピヨンには恩義があるんです。
まだ希死念慮があった頃。
愚かな行動をしたことがあります。
薄れゆく意識の中で、
…ン! ワンっ!ワンッッ!!!
ワンコの鳴き声が聞こえてきました。
当時一緒に暮らしていた
レオナ姫さまでした。
「逝くな!還ってこい‼️」
私の耳元でそう吠えてくれていたのです。
おかげで今私はこうしてこちらの世界に生きてます。
だからレイナと初めて出会って、真っ先に私の中でレスキュー対象になったわけです。
レイナ最後の子すみれちゃん
なんと、お父さん秋田犬ではないか?と病院で言われたそうですよ

レイナ、ほんとあなたはスゴイ!!!
うちのダンナも、
「賃貸だから何か難しくなってきたら、いつでもうちに返してもらっていいからね」と。
なんだかんだ、
レイナ母子が我が家から別のご家庭の子になるのを一番寂しく思っていたみたいです。
これから先も、同じように
出逢いと別れを繰り返す生き方を私は選びます。
寂しくないかと聞かれたら、それはやっぱり寂しい。
でも、信頼できるから託し、
「幸せにするからね」と言われたら。
その方が寂しさよりも勝るものがあります。
レイナ。
ようやく安心して、ずっとずっと安心して居られる『居場所』に辿り着けたね。
あなたがこれまで味わってきた寂しいお別れは、
もうないからね。
落ち着いたら名古屋まですみれちゃんに会いに行こうね!
レイナ。
あなたの名前、
とてもステキだね。
新しいご主人のSちゃんにつけてもらった名前だよ。
これからは4にん仲良く、
みんなみんな、
辛い過去なんて振り返らず、
明るい未来だけを目指して生きていくんだよ。
出会ってくれて、
そして生きててくれて。
ほんとうに、
ありがとう❤︎
☆Fly again☆