沢山の追悼のお言葉、
ありがとうございました。

そのどれも一つ一つに、
お返事を出来ずに申し訳なく思います。




お花も頂戴いたしました。
おかしゃん、ありがとう。






剣心なりの挨拶でしょうか。
このひとも、思うことがあるみたいです。





これだけは言えます。

杏がうちに来てくれて、
本当に本当に、良かった。

皆さん、
ありがとうございました。





杏の略歴を書きますと、
あの子は末期のガンを抱えた身で、彷徨っていたところをセンター職員さんに拾われました。



動物指導センター。
(旧:保健所)

センターに入った子は、飼い主さんが現れるのを待つ「告示期限」が設けられます。


杏には名乗り出る人間がいなかった。


だから、現地でアニマルズのレスキューをしているSさんという団体さんが、

杏を引き出してくれました。







私がSさんと知り合ったことで、杏とも繋がれました。


我が家に来た時には既に痩せこけ、重篤な膀胱癌を抱え、尿道にも転移。

血尿も何回かしました。



ビックリして病院に駆け込んだこともありますが、
結局打つ手はない。


なんでよりによって…。

外科的処置が出来ない所に。




そう、何度思ったことか。








最初の診察時、
「余命は2.3週間」

とまで宣告されました。





だから、思いたくはないけど、杏は病気になって捨てられたのではないか?と。


年齢的にもちょうど
ダックスブームの頃。







私は元親に聞きたい。

何で杏を早く病院に連れて行かなかったんですか?

何で杏を見捨てたりしたんですか?





何で…
最後まで愛してくれなかったんですか???











我が家では年末から、
自宅皮下点滴をしてました。








ちゃっかりポアロさん。








辛いであろう、杏の顔を
優しく舐めていました。









今、遠くからゴーという音がしています。


ここに向かう車中、ラジオからレミオロメンの
「3月9日」が流れてました。












不思議なもので、
私は後悔なんかより、安堵の気持ちが強かったのです。



それは、多分、

私に出来ること、
杏が応えていけるとこ。

それぞれが合致したから。





だからね、
「あーすりゃよかった」
とか、一切ないんです。



でも唯一挙げるなら、
「あんちゃん、うち、賑やか過ぎてごめんね」でしょう。




このひとは一匹狼的な、
孤高の方でしたから。








これら3種類のお薬で、
毎日消えることのないガンと闘いました。

でももうその闘いもおしまい。

お薬毎日頑張ったね。










あんちゃん。

あなたから沢山の力を
私は受け取りました。



































あんちゃん、
「生きることの尊さ」
「諦めない強い気持ち」

体を張って教えてくれて、

ありがとう。



あんちゃん、もうあなたはカラダと魂は別々になったけど、
まだ。
こんな腐りきった社会に生まれ変わってきてはいけないよ。




いつか、
この社会を変えるために、
私はまだ闘い続けます。


だから待っていてください。








藍から杏へ。

うちに来てくれてありがとう、
から、
愛してくれてありがとうへ。


愛してるよ、から、
アイシテルヨへ。







藍と杏だけの、
A to A.




☆Fly again☆