「余命3週間」
頭の中で、あんちゃんに対して言われた非情なその言葉が何度も何度もリフレインしていました。
(遠路はるばる来たのに、うちに来てただ看取るだけ?いや!それは違うだろ。私に何かしら出来ることがあるはずだ!)
私の中で、何かが弾けました。
私に出来ること。
まずは先住の2匹に対して話をすることから始めました。
レオナとポアロをおすわりさせて、私はキッチンの片隅で2匹に話しました。
「いいかい、あんたたちはまだ3歳。あと10年は生きることが出来ると思う。だけどね、新しくうちに来たあの子はね、病気で、いつ虹の橋の向こうに旅立ってもおかしくないんだよ。だからね、私はしばらくあの子をヒイキするからね。食べる物も違うし、ナデナデする回数もあんたたちより多くなると思う。だけど、わかってくれるよね?」
このような事を私は実際に口に出して、レオナとポアロに話しました。
側から見たら、変な光景かもしれませんね。笑
あんちゃんは、控えめで、おしとやかな淑女です。
そして毎日毎日、眠りこけていました。
それがまるで「もう疲れたよ」と言っているようで、その姿を見て胸が痛みました。
届けてくださった嫁入り用品の中に、ロイカナの缶詰タイプの療法食があったので、最初はそれをあげてみましたが…、見向きもしません。
まあ、人間で言う「病院食」みたいなものですからね。仕方ないでしょう。
でも何とか食べさせなくちゃ!
食べたらきっと、体力もつくに決まってる!
そしたら、まだまだ生きられる‼️
そう決まったからにはあとは簡単。
市販のフードで、これなら食べてくれるだろう、て品を、店員さんと話しながら決めました。
でもドライフードは食の要。
ここはケチるとこじゃない、と思い切って購入しました。
それから、iPadを使い「ワンシェフ」という、クックパッドのワンコ版みたいな?それの『食いつき重視』のものを検索しまくり、メモを取り、手作りごはんを作るようにも努めました。
手作りフードを用意すること自体は全く苦になりませんでした。
むしろ息子の離乳食を作ってる時を思い出して、ワクワクしながら作りましたね。
私は夜間の仕事をしているので、出勤時の夜ご飯だけは家族に頼み、分かりやすいようにこのようにしています。
でも、最近では彼女も食べ物の好き嫌いが出てきて…、
それならば、と最近では主に市販のフードをあげています。
「あら、あなたやっぱりシニアなのね〜」という感じですね。笑
あと、体重を健康的に増やすために、これらにも助けてもらいました。
ごはんは食べなくても、ココナッツミルクに蜂蜜少々入れたものに薬を入れて、飲んでもらいました。
焼き物を作るときはココナッツオイルを重宝してましたね。
最初はガリガリだったあんちゃん。
背骨がゴツゴツ浮き出てたのがウソみたいに、今ではこんな綺麗な体に。↓コチラ。
見事に標準体型になってくれました❤️
次は私がなぜ、こんなに保護犬ちゃんにこだわるのか、それを綴りたいと思います。
長文多謝。
☆Fly again☆