こんにちは。
先日、アメリカ在住の友人がこの動画を記事にアップしてくれました。
ここ数日仲良くしてくださっているお姉様も、アレンジしてリブログしています。
封筒の裏に、動画で流れる字幕を書いてみました。
まずはそれをアップしてみようと思います。
お母さん
私は後二時間で
祖国のために散っていきます
胸は日本晴れ
本当ですよ、お母さん
少しもこわくない
しかしね、時間があったので
考えてみましたら
少し寂しくなってきました
それは、今日私が戦死する
通知が届く
お父さんは男だから
わかっていただけると思います
が、お母さん
お母さんは女だから
優しいから
涙がでるのではありませんか
弟や妹たちも
お兄ちゃんが死んだといって
寂しく思うでしょうね
お母さん
こんなことを考えてみましたら
私も人の子
やはり寂しい
しかしお母さん
考えて見てください
今日私が特攻隊員で行かなければ
どうなると思いますか
戦争はこの日本本土まで追って
この世の中で一番好きだった
母さんが死なれるから
私が行くのですよ
母さん
今日私が特攻隊員で行かなければ
年をとられたお父さんまで
銃を取るようになりますよ
だからね。お母さん
今日私が戦死したからといって
どうか涙だけは耐えてくださいね
でもやっぱりだめだろうな
母さんは優しい人だったから
お母さん
怖くはありません
私が怖いのは
母さんの涙です
18歳の回天特攻隊員の遺書より
私の身の内を話すと…72年前に終わったあの戦争がなければ、この世に父は生まれてこなかったでしょう。
当然ながら、そうなるということは、私もこの世に存在していません。
結構ね、そう考えると微妙なわけです、私も、父もね。昔から…。
だけどこの方の年齢をもう一度思い返してみてください。
18歳ですよ?
現代だと高校3年か、卒業してるか…。
そんなもんですよね?
我が家の一人息子カムイさんのお兄さんくらいの方なわけです。
そのような若さで、愚かな大人たちが巻き起こした争いの犠牲になり、このような手紙を母親に認めたのです。
もし私がその立場なら?
「母さん」の立場なら?
…それ、涙堪えてても無理てもんでしょ。
「泣かないで」なんて書かれてさ、戦死通知と一緒にそんな手紙が手元にきたら?
考えてもみてください。
あなただって涙流すでしょ?
彼此17年昔、私は南太平洋の国々を周ってきたことがあります。
日本の狭い世間にウンザリして、ワーホリ用に貯めてた貯金全額USドルに変えて、逃避行しました。
透き通った青い海の中、鬱蒼と茂ったジャングルの奥、とある国の首都浜辺の堤防から…何が見えたと思いますか?
透き通った青い海の底には、明らかに日の丸が描かれた翼の折れたゼロ戦が、色鮮やかな魚たちの住処になっていました。
ツタやら何やらいろんな木の枝をかき分けて入っていったジャングルの奥には、70年以上前から置かれていたであろう大砲が置き去りになっていました。
浜辺の堤防に上がると、すぐ目の前には浅瀬で座礁した戦艦が、そのまま放置されて異様な光景を演出していました。
これらは、私が18歳の時に実際に見た、第二次世界大戦の爪痕です。
ついでにこぼれ話をすると…、パプアニューギニアのラバウル地区に滞在した時、歓迎の宴で「もしもしカメよ」を歌うおばあさま方がいました。
「ヘイタイサン、ウタウ」
なるほど。日本兵が現地の人に教えたのか。
この動画のタイトル『回転特攻隊員』てことは、おそらくあの、魚雷に人が乗り込む回転魚雷のことなんでしょうね。
航空特攻隊員で運良く助かった方の話は稀に聞きますが、回転魚雷に入った方の話は一切聞けませんよね。
つまり、100%死ぬ、ということです。
今、私はあなたに問います!
100%の『死』を目前にして、恐怖心は一切湧いてきませんか?
確実に2時間後に死ぬのがわかっていて、家族にあの方のような手紙を認められますか?
……愛する人を残して、死ねますか?
*ここから先は鬱っ気のある方、希死念慮のある方は読まないでください。
私は昨年9月20日、自ら命を絶とうとして未遂に終わりました。
救急搬送されて、気が付いたらICUのベッドの上にいました。
周りは鼻から口からいろんな管が出ていて、意識があるんだかないんだか、わからない人だらけ。
唯一規則正しく鳴る機械の電子音。
数日後には、左隣の患者さんが、意識を取り戻さないまま、天に召されていきました。
「生きるか死ぬか」の現場に、
私は運ばれてきたというわけです。
私は昨年の9月20日に、一度死んだようなものです。
なのに…見ず知らずの、ただ隣のベッドにいたというだけの患者さんが亡くなった時、私は1人静かに涙を流していました。
と、同時に(自分はなんてことをしたんだろう。生きたくても生きられない人だっているのに)と、自分が犯した過ちをとてもとても、後悔しました。
私には愛する家族がいる。
私には大切な友人たちがいる。
私には支えてくれた恩人たちがいる。
…みんな、ありがとう。
私はようやく、わかったよ。
私が死んでも涙する人、沢山いるじゃないか!
72年前にあの遺書を認めた方も、きっと心のどこかでは「死にたくない」て思ってたはずだ。
なのに今のこの国はどうだ?
北の変な髪型のデブにはミサイルぶっ放されてもビビってるだけで、トランポリンだかトランプだかどっちでもいいオッサンの言動に振り回されてさ。
だから「米国の犬」なんて言われんじゃん。
情けなくないか?
侍スピリッツなんて、今はもうそんな精神自体ダセーのか?
なんかさあ、違うよなあ?
あの遺書書いた18歳の人、72年経った今のこの国見たらどう思う?
「お国のため」と散っていった人たちの上に成り立ってる今のこの国がさ、こんな現状じゃあ、浮かばれないじゃないのさ。
靖国神社参拝するくらいなら、当時の人たちのプライドの片鱗見せてみろよ国会議員!!!
誰だってさ、譲れない部分はあると思いますよ。だけど、また同じような愚かな手段を取るわけ?戦争、ていう愚かな手段を。
お願いだから、力でねじ伏せるようなことはやめてくれ。
誰も傷つく必要なんてないじゃないか。
傷ついて、傷つけて。
それの繰り返しをして、何になるのよ?
何が残るの?
「憎しみ」の感情しか生まれないよ、そんなの。
頼むから、本当、頼むから…、
二度と過ちは繰り返さないで。
この国の為に散っていった命をムダにしないで。
18歳の若い兵隊さん、あなたの貴重な言葉はちゃんと受け止めました。どうか安らかに眠ってください。あなたのような方々の命、ムダにはしませんから。この国を誤った路には進ませることはしませんから…。
アーメン
☆Fly again☆