こんにちはニコニコ
本日ワタクシ、市内のトリミングサロンにて修行の日でございます。
まだやらせていただいてるのはシャンプー、ドライ、爪切り、ヤスリかけ。基本の「き」から頑張ってますよ☆


では、昨日の続きをお話します。




父と一緒に暮らしていたペルちゃんは、さすがに犬種までは母のペルちゃんと一緒ではありませんでした。

長毛の、マルチーズだったそうです。

(いかにもブランド志向の高いおばあちゃんが飼いたがるような犬種だな〜)

というのが孫娘の率直な意見です。笑






今では信じられない話ですが、当時動物病院で行われた「無駄吠え対策」の一つに、犬や猫の声帯を焼き取る処置が行われていたそうです。

現在で考えると、明らかに人間主体の虐待です。

ペルちゃんは、幸いそのような処置はされませんでしたが、少年時代の父にとってはかなりショックな現実でした。

そのようなこともあったので、父は獣医学部が有名な大学に進んでも、獣医にはてんで興味がなかったのだと思います。







父とペルちゃんの別れは、ある日突然訪れました。

隣家がネズミ駆除に使っていたホウ酸団子を、ペルちゃんが間違えて食べてしまったのです。

父は死因についてはそれだけしか、私には教えてくれませんでした。それだけ、ペルちゃんの一件は何十年経っても心に大きなキズになっていたのでしょう。

やるせないですよね。







父は一人っ子だったので、少年時代に一緒に暮らしてた動物は弟や妹のように、大切にしていたようです。

その中で特に彼の記憶に残っていたのがペルちゃんでした。

父が脳梗塞で生死を彷徨った27年前の今日、8月25日。

ペルちゃんが父の前に迎えに現れなかったということは「もっと生きて」という声なきメッセージだったんじゃないかなあ、なんて私は思います。

父がどこでどんな人と、どんな生活をしているか?今となってはわかりませんが、私の記憶の断片にある優しい紳士のままでいてほしいと私は思います。





☆Fly again☆