著者 石田衣良
発行所 文藝春秋
★★☆☆☆
IWGPシリーズ第9作目。
毎度読み終えると、爽快感。
4編から構成されている本作の中では「家なき者のパレード」が一番私好みでした。
読み終えた後は、まるで自分もこの作品にいたかのように、登場人物たち同様にスッキリ。
タイトルでもある「ドラゴンティアーズ―龍涙」は
引っ張っておいてこんな完結なの!?と私には少々不満。
どの作品も著者が執筆されているであろう時の時事問題から作品が生み出されているので、
いつか読み返した際、こんな時代もあったなぁと思うのでしょう。