*日曜日にアッブした5/10のてくてく話のつづきです*


大川邸を後にし



建築家 前川國男邸へ
photo:01


品川区上大崎3丁目
昭和17年築


戦時体制下物資の乏しい中建てられたとは思えないです


建具も凝っていて


玄関入って左手、居間に通じる
幅が四尺五寸ほどの扉は
蝶番で取り付けられているのではなく

枠の上部に扉の一箇所が吊られている格好で
部屋の中へ開くと
玄関から室内の様子をやんわりと隠すようにできていて
ついたてのような役目も担っていました


向いのキッチンに通じる扉は
階段の下…という位置関係も影響して小さめで


山小屋の中の扉…という感じ
photo:02


左にあるハッチとともに可愛らしさを感じました




扉の手前には台形のテーブルが置かれていました
窓に近い「奥」が広くなっていて
手前側が狭い



遠近法で、より奥行きを深く見せたり



動線の邪魔にならない効果もあり


斜めになっていることで
前川さんお気に入りの窓の外の景色を
窓側の人も手前側の人も楽しめるという…


デザイン性と実用性を兼ねたものになっていたのでした…(*^^*)




次は小出邸
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文京区西方2丁目
大正14年築

建築家 堀口捨己が設計した
和洋折衷のお宅です





ラ・デンデ邸
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平屋建ての洋館だったものを
明治43年頃ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラデンデにより3階建てに改築され
平成11年まで新宿区信濃町に建っていたんですって


今は「武蔵野茶房」として
お茶を飲んだりお食事も出来ますよ




常盤台写真場
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板橋区常盤台1丁目
昭和12年築




中で写真を撮影して頂くこともできるようです
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照明設備が発達していなかった当時なので
安定した照度を得るために北側に摺りガラスがはめ込まれているそうです




モダンな外観
中の生活スペースは若干のギャップがあり
それもまた興味をそそります





八王子千人同心組頭の家
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八王子追分町
江戸時代後期


八王子に配備された徳川家の家臣団
その組頭の家です


茅葺の屋根を保護するため
かまどには火をくべていました
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「何か美味しいものが…?」と尋ねると



(^_^)「みなさんそうおっしゃいますけど…お湯を沸かすにとどまっています」とのこと



しばらく座ってお話していると




「この釜の中には何が…?」



おんなじ事を尋ねる方が…( ´艸`)




その先の
綱島家は世田谷区岡本3丁目
江戸時代中期の建物


こちらは
茅葺屋根保護のため
囲炉裏に火をくべていました
photo:09






どっしり太い梁
photo:10


迫力があります!



まだ西ゾーンから出られません…



*つづく*