08年5月10日ハネムーン2日目(ハワイ島)~マウナケア山 星空観測ツアー~
プライベートビーチでお昼寝をした後、
一旦部屋へ帰って着る物をありったけ用意すると
集合場所であるホテルのロビーに向かいます。
そこにいたのは髭顔の白人のおじさんと、日本人のカップル。
「Lui san?」
と聞かれ、私は「イエース、イエース
」と言って駆け寄り、
後ろからテレテレ歩いて来る旦那に「早く早くっ
」と手招きしました。
それを見ていたガイドのおじさんは、
「Ah、彼は連れて行かないネ。ダッテ元気ないんだモン。」
面白いじゃないか、このおっちゃん(笑)
↑ツアーシャトルの前で、ガイドのRichardと
車に乗り込むと、私達の他にも既に1組日本人のカップルが乗っていて、
どうやらこの日の参加者はハネムナー3組のようでした
ガイドのRichardは、結構なスピードで車を飛ばしながら、
まあしゃべることしゃべること
それが、結構ペラペラな日本語であるにも関わらず、
イントネーションや語尾がまだ英語ちっくなので、なんだかやたらおかしいのです(笑)。
でも、Richardの話はとても興味深いものばかりでした
Richardの話1.「Puu」について
ハワイ島の荒野には、↓このようにぽっこりとした不思議な小山が所々に見受けられます。

Richardの話では、これを“Puu(プー)”と呼ぶのだそう。
後で調べてみたら、ハワイ語でPuu=「丘」という意味のようで、
火山の噴火の際にできるカルデラの一種とのことです
Richardの話2.ハワイ島の気候
「みなsan、世界には何種類の気候があるか知ってマスカ?
世界には13の気候がアル。
ハワイ島では、そのうちの11の気候が体験デキル。これすごいことデショ?
海の近くは温かくてよく晴れてるけれドモ、山に近付くと、寒くていつも天気ワルイ。
ハワイ島で体験デキナイのは、北極の『氷雪気候』と『砂漠気候』ダケ。
あとの気候全部体験デキル。
いま外にサボテン見えるデショ?ここ『サバナ気候』ネ。」
へぇ~
その話を聞き、一同、口々に「へぇ~。」と感嘆していましたが、
Richardはその小さすぎるリアクションが気に入らなかったのか、
「He(へ)~~~~~~~~~~~~~ッ
もっと感動しなサイよっ
ホラみんなで一緒に、“unbelievable”!!」
テンション高っ
でも楽し~
私と後ろの席の彼女さんはすでにノリノリでした

Richardの話3.Saddle Road
「サドル」と聞いて日本で思い浮かべるのは自転車のサドルですが、
辞書を引くと、“Saddle”には「(馬の)鞍」という意味もあるようです。
マウナケア山とマウナロア山は、その緩やかな稜線から、
二つの山を遠くから見ると馬の背に見えたのだそうです。
なので、マウナケア山まで向かう、この二つの山の間を通る道は
“Saddle Road”と名付けられたのだそう
↓Saddle Roadから見たマウナケア山の麓。ゆったりと雲が登っていきます

Richardの話4.KKP病(ケイ・ケイ・ピー病)
「みなsanに話しておかなければならないことがアル。
それはこのツアーに参加してかかる2つの病気のコト。」
2つの病気?
高山病なら聞いたことあるけど・・・
「一つは、Richardの言うコトよく聞いてれば、ダイジョブ、カカラナーイ。
でも、もう一つは、ゴメンナサイ、絶対カカル。
申し込む時にはナイショにしてた、ダッテ、コレ言っちゃうト、
みんな申し込まなくなっちゃうカラ。」
え~っ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
そんなの詐欺じゃんっ
旦那chan
の方を見ても、「分からない」といった顔で首を振るだけ。
・・・・・・・。
車内は一気に不安な空気に包まれました。
「一つは、みなsan知っテル通り、『高山病』ネ。
これは、Rizhardの言うことよく聞いて、水沢山飲んで、チョコレート食べてれば、
ダイジョブ、カカラナーイ。
もう一つは、ミンナカカル。『KKP病』という病気、聞いたことアル?」
KKP病?
なんだろう…
皮膚病の一種かな…
旦那の方も、色々な英単語を組み合わせて考えている様子。
なんだなんだ~

そこでRichardは答えを言います。
「『KKP病』は、このツアー参加し人みんなカカル。
正式なナマエは…
“KuruKuru-Paa(クルクルパー)”病!!イエーイ━━━(゚∀゚).━━━!!!」
なんじゃそりゃーっ(# ゚Д゚)
心配してソンした・・・
Richardの話5.スペース・マウンテン
「みなサン、車の天井に頭ぶつけたことアル?
今日みなsanそれ初めて体験すると思う。
何故ならSaddle Roadはひどい道ダカラ。
気分が悪くなった人はスグに行って下サーイ。
でも、Richardが、そんな道でも楽しくナル、いい話をしてアゲル。
今日は皆サン、何を見に行く?」
「星空~?」
私と、後ろの席の彼女さんが、どちらともなく答えました。
「そう、つまり宇宙、spaceデショ?
じゃあみなsan、いまどこ登っテル?」
「山。」
「コレがホントのSpace Mountain!イエーーイ━━━(゚∀゚).━━━!!」
・・・・・・・・・
しかし、確かに途中から物凄い悪路になっていき、
ガタガタだわupdownが激しいわで、
所々の坂道でジェットコースター並みにゾッとすることもありました
そんなこんなで1時間半ほどのドライブの後、いつの間にか標高2800m、
雲の上に来ていました
ここに「オニヅカビジターセンター」という道の駅のようなものがあり、
山頂を目指す人は、高山病予防のために必ずここで30分以上休息しなければ
ならないと決められているようです。
ここで1時間ほどお弁当&トイレ休憩
オニヅカビジターセンターには、私達の他にも、
ワンランク上のデラックスツアーに参加している日本人客や、
他の外国人観光客もいて賑わっていました。
Richardにお弁当とおみそ汁をもらうと、
寒いのでビジターセンターの中で食べました
Richard曰く、このツアーのお弁当はハワイのオバチャン達の手作りだそうです
中身は青のりごはんと焼きそば、ソーセージと分厚いハム。
ハワイのオバチャン達の心のこもったお弁当は中々美味しかったです
食べ終わると、Richardに教えてもらった幻の植物、「銀剣草」を見に行きました。
ビジターセンターの裏を歩くこと1分弱。
そこには銀色のボンボンのような植物が…

写真だと分かりにくいのですが、一本一本が剣の刃の形をしていて、確かに銀色
不思議な草です
今度はビジターセンターの道路を挟んだ向かいの斜面に向かいました。
この斜面を100mほど上がったところには素晴らしい絶景が待っていると聞いたからです
ビジターセンターには沢山の人がいたものの、
私達の他にその斜面を登ろうとする人は見当たりませんでした。
この高度でも若干息苦しい気がしたので、
あまり挑戦しようと思う人がいないのかもしれません
好奇心旺盛な私とダンナはもちろん挑戦します
斜面は見た目以上にキツく、さらに足場が崩れて登りにくい
標高2800mでも結構空気が薄いので息が切れました
ダンナに押してもらい、何とか登っていきます
そしてそこに待っていたのは…

なんと、マチュピチュのような絶景
まさかハワイにもこんな景色の場所があっただなんて~

登って来た甲斐がありました
辺りは耳鳴りがするくらい、静かでした。
たまに冷たい風が吹き抜けていく音がします。
まさに「地球に住んでいる」ことを実感させてくれる景色でしたぁ
しばらく景色に見とれた後、集合時間があるので
名残惜しみながらこの絶景を後にしました。
再び車に乗り込むと、頂上を目指します

オニヅカビジターセンターはみるみるうちに小さくなっていき、
先ほどの絶景も遥か下に…↓

標高4000m付近になると、植物が全く見当たらなくなり、赤茶けた溶岩の不毛の大地になってきました。
空気が薄いせいか、どうも眠くなってくるので、
Richardが「寝ナイように、ガンバッテ起きて下サイ。」と皆を励まします。
ここで一旦車を止め、防寒着が配られます。
防寒着~?そんなに寒いの~(*´д`)??
と半信半疑で車から降りると・・・・
…寒~~~いっ((((;゚;Д;゚;))))
一体何℃なのか、さっぱり分かりませんでしたが、
分厚い防寒着を着ても・・・寒いっ
↑マウナロア山を背景に、防寒着で記念撮影{/m_0068/}{/m_0146/}
再び車に乗り込むと、頂上を目指します。
間もなく目に飛び込んできたのは…何と、雪


まさかハワイで雪を見られるとは思いませんでした
本当に、同じ島でも全然気候が違うんですね~
そしてそのすぐ後に前方に見えてきたのは・・・

すばる望遠鏡!!
きゃ~っきゃ~っ
本物だぁ~~~~

天体マニアの私は、ナマのすばる望遠鏡にお目にかかれて大興奮
最後のきつい上り坂を登りきると、ようやくマウナケア山の山頂に到着~~
Richardは、山頂での注意事項(空気が薄いので激しい行動をしない、など)の後、
ハーシーのチョコレートを沢山配ってくれました
激しい行動をすると息が切れる空気の薄さって、どんなものなのでしょうか?
ワクワクしながら車の外に出ます
出てみると・・・最初はそんなに違和感は感じませんでした
目の前に見えたのは・・・

↑この写真、サイトから持ってきたワケではありませんよっ
正真正銘、私のフツーのデジカメで撮ったものです
夕日に臨む、すばるを含む望遠鏡郡
その美しさは、言葉では言い表せませ~ん
しばらく美しい眺めに見とれていた私達でしたが、
どうも頭痛がして息苦しい
これが高山病
とりあえず一旦車に避難です

すると、すでに他の2カップルも車の中で休んでいました。
日の入りまであと20分弱。
ハワイの5月の日の入りは、大体18時55分頃だそうです。
暖房のきいた車でサンセットを待ちます。
この時に仲良くなったのが、後ろのカップル。
福岡出身のErinaちゃんとAkiくん
私達の前日、5月4日に式を終えたそうです
日の入りまでの時間は、この後ろのお2人と戯れていました

↑Erinaちゃんご夫婦と
日の入り5分前を切り、再び車から出て絶景ポイントに立ちます。
美しいサンセットはほんの1~2分。
皆必至で貴重な瞬間をビデオに収めました

…が。
ここで私とErinaちゃんがKKP病を発症。
サンセットの前で歌って踊り狂い始めましたヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ
・・・今思うとあのバカをしていた時がハネムーン中で一番楽しかったかもしれません(笑)
日の入り後は、天文学者の邪魔にならないよう、
一般車両は30分以内に山頂から立ち退かなければなりません。
私達は車に乗り込み、再びオニヅカビジターセンターまで戻ります。
一般の観光客は標高2800mで天体観測を行うというワケですね
先ほど訪れた時には半袖の上にパーカーといった格好でも全然平気だった
ビジターセンターの場所も、
日の入り後はグンと気温が下がり、
防寒着を着ていても手足がかじかんでくるほど
多分、氷点下だったのではないかと思います
少し賑わっている場所から離れ、
RichardがGPS付きの望遠鏡を取り出し、色々な星の話をしてくれました
冷凍庫の中にいるような寒さの中でも、
他の幸せカップルと一緒に、美しい星空を旦那サマと見上げるひとときは
とても素敵でした

一時間半ほどの講義の後、ホットココアで体を温め、帰路につきます。
行きはあれほど次から次へとペラペラとしゃべった上、
寝そうになると怒っていたRichardですが、
「帰りはロマンチックな音楽かけマス。どうぞ、寝てクダサイ。」
と、帰りはムーディな音楽を控えめにかけてくれ、車内はとても静かでした
下界へ降りて来ても、やはり星空は日本とは比べ物にならないくらい綺麗。
前後を見ると、みんな、どちらかの肩に頭をもたせかけて、
寝ていたり、一緒に外を眺めていたり。
うちも、旦那が私の肩に頭を乗せて来たので、なるべく揺らさないように支えながら、
ず~っと、美しい夜空を見上げていました。
とてもロマンチックな一時でした
せっかく知り合ったErinaちゃんとAkiさんは、
翌日福岡に帰ってしまうそうで、ここでお別れです
マウナラニベイホテル&バンガローズまで来ると、
Richardともう一組のカップルに別れを告げ、
ロビーに入った所で、ErinaちゃんとAkiさんとも別れ、それぞれの部屋に戻りました。
ハネムーンでの他の新婚さんとの出会い
ベタだけど新婚旅行にハワイを選んで本当に良かったと思いました
最後に、Richardの望遠鏡から接写して撮った月の写真です
↓

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集合場所であるホテルのロビーに向かいます。
そこにいたのは髭顔の白人のおじさんと、日本人のカップル。
「Lui san?」
と聞かれ、私は「イエース、イエース
」と言って駆け寄り、後ろからテレテレ歩いて来る旦那に「早く早くっ
」と手招きしました。それを見ていたガイドのおじさんは、
「Ah、彼は連れて行かないネ。ダッテ元気ないんだモン。」
面白いじゃないか、このおっちゃん(笑)

↑ツアーシャトルの前で、ガイドのRichardと

車に乗り込むと、私達の他にも既に1組日本人のカップルが乗っていて、
どうやらこの日の参加者はハネムナー3組のようでした

ガイドのRichardは、結構なスピードで車を飛ばしながら、
まあしゃべることしゃべること

それが、結構ペラペラな日本語であるにも関わらず、
イントネーションや語尾がまだ英語ちっくなので、なんだかやたらおかしいのです(笑)。
でも、Richardの話はとても興味深いものばかりでした

Richardの話1.「Puu」について
ハワイ島の荒野には、↓このようにぽっこりとした不思議な小山が所々に見受けられます。

Richardの話では、これを“Puu(プー)”と呼ぶのだそう。
後で調べてみたら、ハワイ語でPuu=「丘」という意味のようで、
火山の噴火の際にできるカルデラの一種とのことです

Richardの話2.ハワイ島の気候
「みなsan、世界には何種類の気候があるか知ってマスカ?
世界には13の気候がアル。
ハワイ島では、そのうちの11の気候が体験デキル。これすごいことデショ?
海の近くは温かくてよく晴れてるけれドモ、山に近付くと、寒くていつも天気ワルイ。
ハワイ島で体験デキナイのは、北極の『氷雪気候』と『砂漠気候』ダケ。
あとの気候全部体験デキル。
いま外にサボテン見えるデショ?ここ『サバナ気候』ネ。」
へぇ~

その話を聞き、一同、口々に「へぇ~。」と感嘆していましたが、
Richardはその小さすぎるリアクションが気に入らなかったのか、
「He(へ)~~~~~~~~~~~~~ッ

もっと感動しなサイよっ
ホラみんなで一緒に、“unbelievable”!!」
テンション高っ

でも楽し~

私と後ろの席の彼女さんはすでにノリノリでした


Richardの話3.Saddle Road
「サドル」と聞いて日本で思い浮かべるのは自転車のサドルですが、
辞書を引くと、“Saddle”には「(馬の)鞍」という意味もあるようです。
マウナケア山とマウナロア山は、その緩やかな稜線から、
二つの山を遠くから見ると馬の背に見えたのだそうです。
なので、マウナケア山まで向かう、この二つの山の間を通る道は
“Saddle Road”と名付けられたのだそう

↓Saddle Roadから見たマウナケア山の麓。ゆったりと雲が登っていきます


Richardの話4.KKP病(ケイ・ケイ・ピー病)
「みなsanに話しておかなければならないことがアル。
それはこのツアーに参加してかかる2つの病気のコト。」
2つの病気?
高山病なら聞いたことあるけど・・・

「一つは、Richardの言うコトよく聞いてれば、ダイジョブ、カカラナーイ。
でも、もう一つは、ゴメンナサイ、絶対カカル。
申し込む時にはナイショにしてた、ダッテ、コレ言っちゃうト、
みんな申し込まなくなっちゃうカラ。」
え~っ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
そんなの詐欺じゃんっ

旦那chan
の方を見ても、「分からない」といった顔で首を振るだけ。・・・・・・・。
車内は一気に不安な空気に包まれました。
「一つは、みなsan知っテル通り、『高山病』ネ。
これは、Rizhardの言うことよく聞いて、水沢山飲んで、チョコレート食べてれば、
ダイジョブ、カカラナーイ。
もう一つは、ミンナカカル。『KKP病』という病気、聞いたことアル?」
KKP病?
なんだろう…
皮膚病の一種かな…
旦那の方も、色々な英単語を組み合わせて考えている様子。
なんだなんだ~


そこでRichardは答えを言います。
「『KKP病』は、このツアー参加し人みんなカカル。
正式なナマエは…
“KuruKuru-Paa(クルクルパー)”病!!イエーイ━━━(゚∀゚).━━━!!!」
なんじゃそりゃーっ(# ゚Д゚)

心配してソンした・・・

Richardの話5.スペース・マウンテン
「みなサン、車の天井に頭ぶつけたことアル?
今日みなsanそれ初めて体験すると思う。
何故ならSaddle Roadはひどい道ダカラ。
気分が悪くなった人はスグに行って下サーイ。
でも、Richardが、そんな道でも楽しくナル、いい話をしてアゲル。
今日は皆サン、何を見に行く?」
「星空~?」
私と、後ろの席の彼女さんが、どちらともなく答えました。
「そう、つまり宇宙、spaceデショ?
じゃあみなsan、いまどこ登っテル?」
「山。」
「コレがホントのSpace Mountain!イエーーイ━━━(゚∀゚).━━━!!」
・・・・・・・・・

しかし、確かに途中から物凄い悪路になっていき、
ガタガタだわupdownが激しいわで、
所々の坂道でジェットコースター並みにゾッとすることもありました

そんなこんなで1時間半ほどのドライブの後、いつの間にか標高2800m、
雲の上に来ていました

ここに「オニヅカビジターセンター」という道の駅のようなものがあり、
山頂を目指す人は、高山病予防のために必ずここで30分以上休息しなければ
ならないと決められているようです。
ここで1時間ほどお弁当&トイレ休憩

オニヅカビジターセンターには、私達の他にも、
ワンランク上のデラックスツアーに参加している日本人客や、
他の外国人観光客もいて賑わっていました。
Richardにお弁当とおみそ汁をもらうと、
寒いのでビジターセンターの中で食べました

Richard曰く、このツアーのお弁当はハワイのオバチャン達の手作りだそうです

中身は青のりごはんと焼きそば、ソーセージと分厚いハム。
ハワイのオバチャン達の心のこもったお弁当は中々美味しかったです

食べ終わると、Richardに教えてもらった幻の植物、「銀剣草」を見に行きました。
ビジターセンターの裏を歩くこと1分弱。
そこには銀色のボンボンのような植物が…


写真だと分かりにくいのですが、一本一本が剣の刃の形をしていて、確かに銀色

不思議な草です

今度はビジターセンターの道路を挟んだ向かいの斜面に向かいました。
この斜面を100mほど上がったところには素晴らしい絶景が待っていると聞いたからです

ビジターセンターには沢山の人がいたものの、
私達の他にその斜面を登ろうとする人は見当たりませんでした。
この高度でも若干息苦しい気がしたので、
あまり挑戦しようと思う人がいないのかもしれません

好奇心旺盛な私とダンナはもちろん挑戦します

斜面は見た目以上にキツく、さらに足場が崩れて登りにくい

標高2800mでも結構空気が薄いので息が切れました

ダンナに押してもらい、何とか登っていきます

そしてそこに待っていたのは…

なんと、マチュピチュのような絶景

まさかハワイにもこんな景色の場所があっただなんて~


登って来た甲斐がありました

辺りは耳鳴りがするくらい、静かでした。
たまに冷たい風が吹き抜けていく音がします。
まさに「地球に住んでいる」ことを実感させてくれる景色でしたぁ

しばらく景色に見とれた後、集合時間があるので
名残惜しみながらこの絶景を後にしました。
再び車に乗り込むと、頂上を目指します


オニヅカビジターセンターはみるみるうちに小さくなっていき、
先ほどの絶景も遥か下に…↓

標高4000m付近になると、植物が全く見当たらなくなり、赤茶けた溶岩の不毛の大地になってきました。
空気が薄いせいか、どうも眠くなってくるので、
Richardが「寝ナイように、ガンバッテ起きて下サイ。」と皆を励まします。
ここで一旦車を止め、防寒着が配られます。
防寒着~?そんなに寒いの~(*´д`)??
と半信半疑で車から降りると・・・・
…寒~~~いっ((((;゚;Д;゚;))))
一体何℃なのか、さっぱり分かりませんでしたが、
分厚い防寒着を着ても・・・寒いっ

↑マウナロア山を背景に、防寒着で記念撮影{/m_0068/}{/m_0146/}
再び車に乗り込むと、頂上を目指します。
間もなく目に飛び込んできたのは…何と、雪



まさかハワイで雪を見られるとは思いませんでした

本当に、同じ島でも全然気候が違うんですね~

そしてそのすぐ後に前方に見えてきたのは・・・

すばる望遠鏡!!
きゃ~っきゃ~っ
本物だぁ~~~~

天体マニアの私は、ナマのすばる望遠鏡にお目にかかれて大興奮

最後のきつい上り坂を登りきると、ようやくマウナケア山の山頂に到着~~

Richardは、山頂での注意事項(空気が薄いので激しい行動をしない、など)の後、
ハーシーのチョコレートを沢山配ってくれました

激しい行動をすると息が切れる空気の薄さって、どんなものなのでしょうか?
ワクワクしながら車の外に出ます

出てみると・・・最初はそんなに違和感は感じませんでした

目の前に見えたのは・・・

↑この写真、サイトから持ってきたワケではありませんよっ

正真正銘、私のフツーのデジカメで撮ったものです

夕日に臨む、すばるを含む望遠鏡郡

その美しさは、言葉では言い表せませ~ん

しばらく美しい眺めに見とれていた私達でしたが、
どうも頭痛がして息苦しい

これが高山病

とりあえず一旦車に避難です


すると、すでに他の2カップルも車の中で休んでいました。
日の入りまであと20分弱。
ハワイの5月の日の入りは、大体18時55分頃だそうです。
暖房のきいた車でサンセットを待ちます。
この時に仲良くなったのが、後ろのカップル。
福岡出身のErinaちゃんとAkiくん

私達の前日、5月4日に式を終えたそうです

日の入りまでの時間は、この後ろのお2人と戯れていました


↑Erinaちゃんご夫婦と

日の入り5分前を切り、再び車から出て絶景ポイントに立ちます。
美しいサンセットはほんの1~2分。
皆必至で貴重な瞬間をビデオに収めました


…が。
ここで私とErinaちゃんがKKP病を発症。
サンセットの前で歌って踊り狂い始めましたヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ

・・・今思うとあのバカをしていた時がハネムーン中で一番楽しかったかもしれません(笑)

日の入り後は、天文学者の邪魔にならないよう、
一般車両は30分以内に山頂から立ち退かなければなりません。
私達は車に乗り込み、再びオニヅカビジターセンターまで戻ります。
一般の観光客は標高2800mで天体観測を行うというワケですね

先ほど訪れた時には半袖の上にパーカーといった格好でも全然平気だった
ビジターセンターの場所も、
日の入り後はグンと気温が下がり、
防寒着を着ていても手足がかじかんでくるほど

多分、氷点下だったのではないかと思います

少し賑わっている場所から離れ、
RichardがGPS付きの望遠鏡を取り出し、色々な星の話をしてくれました

冷凍庫の中にいるような寒さの中でも、
他の幸せカップルと一緒に、美しい星空を旦那サマと見上げるひとときは
とても素敵でした


一時間半ほどの講義の後、ホットココアで体を温め、帰路につきます。
行きはあれほど次から次へとペラペラとしゃべった上、
寝そうになると怒っていたRichardですが、
「帰りはロマンチックな音楽かけマス。どうぞ、寝てクダサイ。」
と、帰りはムーディな音楽を控えめにかけてくれ、車内はとても静かでした

下界へ降りて来ても、やはり星空は日本とは比べ物にならないくらい綺麗。
前後を見ると、みんな、どちらかの肩に頭をもたせかけて、
寝ていたり、一緒に外を眺めていたり。
うちも、旦那が私の肩に頭を乗せて来たので、なるべく揺らさないように支えながら、
ず~っと、美しい夜空を見上げていました。
とてもロマンチックな一時でした

せっかく知り合ったErinaちゃんとAkiさんは、
翌日福岡に帰ってしまうそうで、ここでお別れです

マウナラニベイホテル&バンガローズまで来ると、
Richardともう一組のカップルに別れを告げ、
ロビーに入った所で、ErinaちゃんとAkiさんとも別れ、それぞれの部屋に戻りました。
ハネムーンでの他の新婚さんとの出会い

ベタだけど新婚旅行にハワイを選んで本当に良かったと思いました

最後に、Richardの望遠鏡から接写して撮った月の写真です
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