盛岡食いしん爺日記
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今宵は花巻で吞みながら打合せ。
車を置いて約束の場所へ向かっていると猫ちゃん。
ちょっと顔を出してくれた。
着いたのは花巻駅前のろばた焼「とっくり」。
少し遅れてしまった。
7月は花巻宵宮が始まる。
一カ月の間に市内各地の寺社で縁日。
「宵宮(花巻ではよみや)」と呼ばれ、出店もあり賑わう。
7月1日は、駅前の藤木神社の宵宮祭を皮切りに20か所を超える。
津軽の宵宮がよく知られている。
夏は毎日の様に行われるらしい。
宵宮で駅近くの駐車場は満杯。
少し離れた場所に停め、人の行き交う中を歩いてきた。
Summer Samba by Marcos & Paulo Sergio Valle - Téka & New Bossa
とっくりは案の定、満席。
奥のテーブルに待合せた方々。
席に着くなり私だけノンアルコールビールで乾杯。
刺し身盛り。
大トロが眩しい~
口の中で溶けていく。
大槌産のサーモンもいける。
ノンアルのビールでも十分ご機嫌になる。
打合せの話は、
花巻の「茶寮かだん」が開業10年。
傷み出していた旧橋本家別邸を今のオーナーの一ノ倉夫妻が復元。
茶寮かだんというカフェにし、ランチもできる。
訪れた方がゆっくり宮沢賢治設計の花壇や建物の中を見ることができる。
別邸が建てられてから100年。
今年、二つの記念の年だった。
記念の年に何か、という命題で、その打合せ。
色々な話は、茶寮かだんに纏わる話と共に盛り上がる。
様々な案も。
お~!
見事な北寄貝だ。
肉厚で美味しい。
食べつつ、飲みつつ話は続く。
途中で知り合いの家族と会った。
「お詣りした?しなさいよ」
と私達に言う。
確かにお詣りを忘れていた。
鮭のハラスは、殆ど一人で食べてしまった~
10時半。
ひとまず打合せも終了。
とっくりはまだまだ賑わっていた。
店主の心地良い接客も人を呼ぶのだろう。
活きのいい魚は、とても美味しかった。
私以外は次の店へ。
駐車場に戻る途中、人混みも少なくなっていた。
その夜は、ゆっくり盛岡へ帰った。
しかし、この夏はいったいどこまで気温が上がるのだろう。
野菜や稲は大丈夫なのだろうか?
いつか五穀豊穣のお詣りをしなくては。
ちょっと不安が過った帰り道。
花巻駅前
ろばた焼「とっくり」