盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意して下さい。>
先日の午前中、盛岡劇場で映画を観た。
ブログで繋がった方が音楽を担当している。
映像に音楽は大切だ。
自分のブログでも気を使う。
いい感じの音楽を聴いていると、
つたない文章ながら走り出す。
色々な想いが連なって湧いてくる。
新渡戸稲造の想いを繋ぐ人々が多いのには驚いた。
映像音楽も素晴らしかった。
Chet Baker - Almost blue
観終わって昼ご飯の時間。
盛岡劇場の南には平民宰相だった原敬の大慈寺などの寺院群がある。
盛岡らしい場所の一つだ。
ゆっくり散歩していると、
鰻が食べたくなった。
直ぐ近くに「かわ広」があるのだ。
たぶん今年はまだ鰻を食べていない。
財布の中身を急いで確認した。
「よし!」
寺院が建ち並ぶそばにある老舗の「かわ広」。
百年以上の歴史があり、創業は大正時代。
昔からの継ぎ足しのタレを使い、
店頭でかば焼きを売っていたが、
30年ほど前に店でも食べられる様に改築した。
今でも食堂への玄関と別にテイクアウトの店先もある。
中は落ち着いた雰囲気。
鰻の上にした。
蒲焼のいい匂い。
山椒をふる。
やわらかい鰻は、噛むほどに溶けていく様だ。
私には、濃すぎず、甘すぎず、丁度よい味。
粒立つご飯。
これが鰻をますます美味しくする。
「ご飯にタレをかけてどうぞ」と言われた。
タレをかけてみれば、いよいよご飯がすすむ。
美味しい~
店の方に、
「何か仕事が終わりましたか?」と聞かれた。
しかし、時間のかかる仕事は、まだ途中(笑)
いつも大きめの仕事が終わると食べに来ていた。
デザートのメロンを食べながら、
辺りを見回すと、満席だ。
蕎麦もつく天むす定食、鰻重やうな丼。
みんな各々好きな物を美味しそうに食べていた。
老舗の味に大満足してかわ広を後にした。
さて、午後は鰻の余韻に浸りながら、
しっかり仕事をしよう。
盛岡市南大通2丁目
「かわ広」