盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意して下さい。>

 

 

朝晩冷たい風の日が続いたと思えば、

ここ1週間、急に暑い。

そうかと思えば、今日は肌がべたつく空気。

朝から気分が上がらない。

気分転換というのは変だが、

健診のため病院へ行くことに。

今にも降り出しそうな低い雲。

こんな日は、病院も空いているだろう。

内科でいつもの検査。

結果はまずまず。

続いて皮膚科へ。

午前の受付締め切りが12時15分。

11時半過ぎに着いた。

閉まる少し前なら空いているだろうと思ったが、外にまで待つ人。

何とか座れたので文庫分を取り出した。

終わったのが1時半。

2か所を半日でこなした後の空腹感。

冷たい蕎麦が食べたい!

 

直利庵へ。

ランチでは久し振り。

 

 

東側にマンション。

 

 

最近、西にもマンションが建った。

 

 

 

The Girl From Ipanema (Garota De Ipanema) · Oscar Peterson Trio

 

 

マンションに囲まれても揺るがない存在感。

 

 

 

 

2時過ぎでも数人のお客さんがいた。

 

 

一つだけある小上がりにガクアジサイ。

 

 

窓際に座った。

壁と障子の交わる辺りに深紅のアクセント。

 

 

近寄るとビロードの様な花びら。

流石、画廊を引き継ぎ、この間まで営んでいた女将さん。

隅々まで洒落ている。

老舗の落ち着いた空間に深紅の一輪とはお見事。

 

 

女将さんが迎えてくれた。

「野菜そばは、まだなんですよ。」

「いえいえ、今日はオニオンそばが食べたくて来ました。」

「それは、ありがとうございます。」

「毎年、7月に入ってからですよね。」

「美味しいピーマンが手に入れば始まります。」

そろそろ、季節の変わりそばの一つ夏の野菜そばも始まる。

 

 

 

店の方が「オニオンそばです」と、テーブルに静かに置くと、

漂う鰹節の香り。

オニオンそばなのに、山の様な鰹節。

初めての人は、たいてい驚く。

 

 

鰹節の削り節は、

下のつゆが温かだったら、一斉に踊りだしていただろう。

 

 

鰹節の山の下に甘いオニオンがびっしり敷かれ、

品のよいそばは更にその下に隠れている。

 

 

明治17年創業、130年以上の歴史を歩み続ける直利庵。

老舗が考えたそばの一つでファンも多い。

出汁のきいたつゆを下地に、オニオンに合わせてアレンジ。

さっぱりとしたつゆ。

盛り上がるほどの鰹節がつゆに浸り、追い追い鰹で旨味たっぷり。

直利庵の傑作の一品。

 

 

一番下の品のよいそばは、主役を譲らず三味の中心。

とても美味しい!

久し振りの味をじっくり堪能。

 

 

 

 

 

 

会計を終わると、女将さんが見送ってくれるので、

一つ気になっていたことを尋ねた。

「秘かにある黒い粒々は何ですか?」

「胡椒です」とニコリ。

 

器につゆとそばを入れる。

きっと次に黒胡椒だろう。

その上にたっぷりのオニオンを敷く。

仕上げに鰹節の山が全てを覆いつくす。

視覚で驚かされ、

美味しい玉ねぎを味わい、

辿り着いたそばの美味しさを堪能。

何度食べても夢中になる。

 

2か所続けて病院を回った疲れも吹っ飛んだ。

さて、3時からは打合せだ!

 

 

 

 

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