盛岡食いしん爺日記
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盛岡の夜。
北上川に架かる開運橋辺り。
今の盛岡は、ちょっとした都会の雰囲気。
盛岡城址の近くへ歩いた。
繁華街の大通りとデパートのある通りの間の路地を城跡の方へ向かう。
Last Tango in Paris (From 'Last Tango in Paris') · Jazz At The Movies Band
そんな場所にある中国料理の「城華」。
コロナ禍の始まった頃に開店。
当時は大変だったと思うが、
テイクアウトなどで見事に乗り越え、今がある。
でも、人気の一番は味だろう。
奥様の笑顔で迎えられる「城華」。
前菜、三種の盛り合わせ。
蒸し鶏とクラゲと、うん、なんだろう?
聞くと「広東チャーシューなんです。」
いい組み合わせ。
クラゲの食感、刻んだネギがのった鶏。
深い味わいの広東チャーシュー。
間にトマト。
いつも頼む春巻き。
ほんのりと塩味、そのまま食べる。
カリカリの皮に包まれた熱々の餡。
その夜、初めて食べる「中華風ビーフシチュー」。
今だけのメニューで、
6月いっぱいは食べられるそうだ。
箸で千切れる柔らかさ。
とてもいい香り。
口の中で噛むほどに滲む牛肉の旨味。
幾らでも食べられそうだ。
美味しい~
添えられた春キャベツ。
彩りよく箸を休める。
城華の料理は、見た目も綺麗で、
いい香りから始まり、
よくバランスがとれていると思う。
誰かが話していた。
「料理はバランスだ」と。
ご飯にのせて食べた。
ここのご飯が、また美味しい。
ますます食欲が増す。
このスープも美味しく、幸せになる。
次は、「マーボーウィファン」。
マーボーあんかけご飯だ。
飴色を纏った豆腐は、城華の自家製で「豆富」と書くのです。
ご飯を覆い隠すほどたっぷり。
春先に城華を訪れた方が言っていた。
「城華に来たら、麻婆は欠かせないので食べ過ぎてしまう」。
一緒に来た人もご満悦の笑み。
今日も美味しかった。
帰りも笑顔で送られた。
ゆっくり帰りながら、
今度会うことにしている人のメールを思い出した。
「五目焼きそばが食べたいです。」
彼を連れて、ここに食べに来ようと思った帰り道。