盛岡食いしん爺日記
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気に入ると何度も通ってしまう。
子供のころからそうだった。
お菓子でもなくなるまで食べてしまい叱られた。
「きりがない。節操がないと言うんだよ。」
「ほかの人のことも考えなさい。」
「利己主義と言うのだ。」
そういう、母の顔が記憶に残っている。
いい歳になった今もその傾向は衰えない。
ブログを書きながら、
小さな袋に入っている「バタークラッカー」というお菓子を開け、
食べながら書いていた。
小皿に少しずつ何度も出してはポリポリ。
残り少ない。
袋には、1袋当たり、
288キロカロリー、糖質35グラムと書いてある。
先月に見つけた産直「南部マルシェ ぞっこん広場」。
今日も行って来た。
もうひと月で4度目だ。
暖かくなり、ポニーが現れた。
眠そうだったが、
産直で藁の餌を売っていた。
買ってポニーにあげた。
すると、寄って来てよく食べる。
全部食べると、ゴロンと横になり、寝る体制だ。
少し残った餌に見向きもしない。
ポニーは満腹になれば、もう食べない。
私よりわきまえている。
Haruma Sato - Mendelssohn:On Wings of Song, Op.34-2
中に入った。
イチゴや野菜は彩りよく、どれも美味しそうだ。
八幡平マッシュルームも。
現役を退いた馬を引き取り、牧場で余生を送る。
その馬糞で作る堆肥を使って栽培されるマッシュルーム。
ヨーロッパの作り方らしい。
とても味か濃く、生でも美味しい。
店の人が元気よくブロッコリーの説明を始めた。
なんとオレンジ色になり始めた頃、最も栄養価が高いそうだ。
今が食べごろと言う。
「へえ~ そうなんだ」と聞いていたが、
気がついたら手にとっていた。
そして、前に来た時、
目の前のお客さんで完売だったおでんを買った。
買物の袋とおでんを抱えていそいそと外に出た。
風もなく午後の陽射しが心地よい。
出入り口近くに3つの木製テーブルと椅子がある。
そこに荷物とおでんを置いた。
早速食べ始めた。
大根は、長さが十数センチもあり、
ようやく器に収まっている。
思っていたとおり、
しっかり中まで染みていた。
つゆも出汁がきいて美味しい~
最初は、レストランを思い出して訪れ、チャンポンを食べた。
2度目は、ほどよい酸味があり、
続いて甘さが追いかけてくるイチゴを目当てに来た。
3度目は、八幡平マッシュルームやトマトを買いに来た。
4度目でおでんをゲットし、ポニーにも会えた。
春を思わせる陽射しの中を、
若いカップルが歩いている。
おや?
女の子がソフトクリームを持っている。
続いて出てきた家族連れは3人とも手にソフト。
荷物を車に置き、また産直に入った。
田野畑の牛乳を使ったソフトクリームを買った。
瑞々しいミルク。
美味しい~
なんだかこれで産直「南部マルシェ ぞっこん広場」を
とりあえず制覇した気になった。
インスタもしっかりフォローした。
後は気になるものが出たら来よう。
夕方になっても空腹を感じない。
食欲もあまりない。
子供の頃は、そんなことはなくすぐに腹ペコになった。
どうも少し、年相応に自分を制御しなくては。
ふと、ある人が言っていた言葉を思い出した。
「明日はどうなるか分からない、今を楽しんだ方がいい」
確かに一理ある。
まあ、その日をほどほどに楽しむことにしよう。