盛岡食いしん爺日記
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花巻へちょっとばかりの仕事を終え、
ひと休みしようと、「M@chou(マッシュ)」へ。
残念ながらカフェは終わっていた。
でもケーキは買える。
焼き菓子とケーキを買った。
マッシュの米粉を使ったロールケーキ「オリザ」。
チョコレートとイチゴクリームのオリザは始めて。
焼き菓子と一緒にハーフサイズを買った。
オリザは滑らかできめ細かいロールケーキで美味しい。
イチゴクリームが新鮮!
Chuva de Primaveira · Brasilidades
マッシュでケーキを買った後は一緒に仕事した人と夕飯。
仕事とは名ばかりでドライブ、買い物と夕飯のために来た様なもの。
店の前に車を停め、
一緒の人がドアを開け入って行くと、
すぐに出て来て両手で大きく輪を作った。
私は車を駐車場に停め、いそいそと「レガーメ ダ オルト」へ。
昨年の秋に来た時はいっぱいだった。
久し振りにこの店の料理を味わえる。
はやる心を静め、大きな黒板とメニューを見る。
地元の食材を見事に調理してくれるレガーメ。
あれもこれも食べたい。
気がつくと、席は埋まっていた。
顔を見合わせ胸を撫で下ろす。
まず自家製のパン。
何もつけずに食べて小麦を感じる。
次にオリーブオイル。
すぐになくなり追加。
洋ナシとバルミジャーノチーズのサラダを選ぶと、
奥さんが「私も好きなんです、すぐになくなっちゃいます」といい笑顔。
しばらくして出てきたサラダのボリュームにびっくり。
イタリアを代表するパルミジャーノ・レッジャーノ。
パルメザンチーズと呼ばれている。
イタリアチーズの王様が降り積もる雪の様に。
食べ頃の洋梨が瑞々しい。
チーズを纏った野菜。
手を叩きたくなるほど美味しい。
パルミジャーノが数段、素材の味を豊かにしている。
奥さんの話していたとおりだ。
迷った末に私は「和み農園さんの平飼い有精卵のカルボナーラ キターラ」。
パスタの断面が四角でもちもち。
ベーコンがアクセント。
玉子の自然な甘味を存分に生かしたカルボナーラ。
とろみ加減も抜群。
普段、カルボナーラをあまり食べないが、これは別物。
美味しい~
もう一人のレガーメファンは
「花巻黒ぶだう牛のラグーソース 手打ちパッパルデッレ」。
パスタは幅が2センチもある手打ち。
その人は平打ちのパスタが好きなので、
テンションが上がっている。
「花巻黒ぶだう牛」は、
地元のワイナリーの葡萄の搾りかすを
飼料として与え育んだ黒毛和牛。
ソースの肉がやわらかく深い味わいと言う。
目がまん丸だ。
「カジキマグロと地野菜のグリル」。
地元の野菜がたっぷり。
野菜を分けるとカジキマグロが顔を出す。
どの皿も残ったソースをパンで食べたので、
三皿とも使う前の様に綺麗になった。
テーブルがゆったり配置され、
ゆっくり気兼ねなく料理を楽しめる。
隙間から隣のテーブルを見ると、外国の若いカップル。
兎の耳になる。
奥さんが料理を運ぶと、3人の話声が聞こえた。
なにやら今宵は記念日らしい。
そう言えば花巻で暮らす人が話していた。
「何かの記念日にレガーメに行く」と。
シェフの旦那さんと奥さんに満足したと告げた。
奥さんが、
「このミニチュアは、電気がつくんです・
とスイッチを入れた。
すると、本物そっくり!
友達が作ってくれたそうだ。
地元の食材を活かした体に優しく美味しいイタリアン。
先日、行けなかったがレガーメで、
ピッコロメルカート(小さなマルシェ)を開いた。
インスタを見たら、
「初めて主催のピッコロメルカート」の開催で、
お客様が来るかドキドキハラハラした様だ。、
「大好きな出展者さんに迷惑をかけるんじゃないかと
眠れぬ夜を過ごしました…」
ところが、
「そんな心配無用でした〜
素敵な出展者さんには素敵なファンの方がいる」
という定理を発見したそうだ。
「おかげさまで、とっても楽しく!とっても幸せな時間でした」
「大変ご好評をいただきましてありがたく思っております!
またやりたいな…」
と結んであった。
レガーメの素敵な2人は、
色々な人達と繋がっている。