盛岡食いしん爺日記
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先日の4人の会。
808盛岡桜山で岩手鴨のセリ鍋を食べ、
桜山界隈を歩いて2軒目を探す。
路地を巡った。
9時過ぎで閉めてしまう店も多い様だ。
昔は深夜まで煌々と灯りがついて賑やかだった。
ネクタイを緩めて飲み歩いたものだ。
サラリーマンの天国だったが翌日は地獄。(笑)
通る度に気になっていた「櫻山チャンチキ酒場」の前に。
「ここは、どう?」
と言うと。
「入ってみよう!」
店の中は活気がある。
「いらっしゃい、お2階へどうぞ!」
へぇ~2階もあるんだと言いながら階段を上る。
Bill Evans Trio - Waltz For Debby
そこには昔の桜山があった。
昭和な世界にみんな大喜び。
調べてみると、
櫻山チャンチキ酒場は、「やきとん酒場」から、
3年ぐらい前に改装し、今の名前に変えたらしい。
七輪で肴を炙り、酒を楽しむ大衆酒場。
なんかいい。
明るい笑顔の女性スタッフ。
動作も喋りも小気味いい。
お通しはチャンチキ酒場もメカブだった。
私は相変わらず、ノンアルアルコールビールで乾杯。
いよいよ本格的に呑みになってきた。
「チャンチキ」ってどういう意味なのだろう。
言葉の響きがしっかり記憶にあるのは何故だろう。
3人が盛り上がっているのをよそに調べてみた。
「金属製の深皿を片手にバチで打ったりして鳴らすことらしい。
名古屋弁だともある。
三波春夫さんのデビュー曲で大ヒットした「チャンチキおけさ」。
記憶にあるのは、それだけ流行したのだろう。
ただ、歌詞やメロディは出てこない。
具だくさんの春巻き。
熱々で美味しい。
どんどん酒もすすむ。
私は春雨とハムのサラダを頼んだ。
ヘルシーで美味しい。
同世代の2人の語調が熱を帯びてきた。
話題は商店街のイベントのこと。
だんだん2人の眼つきが鋭くなってきた。
率直に話し合うことは大切だ。
それぞれの主張を聞いていたが、
商店街が主体となって行うイベントなど、
年毎に大変になっている。
昔と違い、商店は通りから欠けていき、
マンションや駐車場になり、連坦性が薄くなってきた。
イベントを開催し、多くの人が訪れるが、
直接メリットのある店は少ない。
熱く語り合う2人の前に
もっと熱々の鉄鍋にのる肉モヤシ炒めが置かれた。
食べ物を前にすると、自然に休戦。
もともと仲良しなので心配はしていない。
商店街の活性化は難しい。
簡単に結論が出るわけではないが、
ある程度、率直な意見交換は大切だ。
11時になり、その夜はお開き。
2次会にうってつけだと思った「櫻山チャンチキ酒場」。
私は車なので、皆を送り届けることにした。
帰りの車の中は賑やかで温かく感じた。
これなら機会あるごとつきあっても楽しい。