盛岡食いしん爺日記
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1月10日は誕生日。
もともと、記念日にはこだわりがないが、
年が明け1月生まれの人とランチ会。
美味しい物が食べられるならば、それでいい。
どうせなら豪華に行こう、と誘われ「和かな盛岡本店」へ。
重厚感溢れる階段。
脚の不自由な人も大丈夫。
Moanin' Art Blakey and the Jazz Messengers Lee Morgan, Benny Golson, Bobby Timmons and Jymie Merritt
創業昭和35年の歴史の厚み。
長い間に鉄板が少し薄くなっているそうだ。
多くの人が「食」を楽しんできた証。
一緒の人は、ちょっと豪華なランチのコース。
スープや魚料理も。
隣に置かれたオードブル。
綺麗だ。
サーモンにいくらも見える。
私のおすすめのランチのサラダ。
ひと箸ごとの野菜の瑞々しいこと。
和かなでは目の前で焼く。
今日の担当は女性。
年に1度か2度しか来ないが、
女性は初めてだった。
何年もカウンターに立っているそうだが、
野菜の様に新鮮で、
肉の様に料理の腕は熟成されている。
話を聞くのが楽しく、
ついつい質問したくなる。
スープにサルシッチャも。
魚料理は鱸。
スズキを漢字で書きたくなった。
隣の人は皮の焼き加減が嬉しいと満面の笑み。
熟成され、最大限に肉の旨味が詰まっている。
尊い命は美味しくいただきたい。
和かなでは短角牛を一頭買いし、全てをくまなくいただく。
私のつたない文より、
写真で美味しさが分かるだろう。
いやいや描写を研鑽しなくては。
自家製のパン。
サーロイン。
魅惑の甘い香り。
隣で食べ始めた人は、
何もつけなくても美味しい~
噛む喜びを楽しんでいる。
私は、お任せのコース。
短角の腿、ハンバーグとサルシッチャ。
焼き加減は肉の特徴を知る女性にお任せ。
安比舞茸が主役のたっぷりの野菜。
そのまま食べたり、
塩や自家製の辛み味噌。
ハンバーグも美味しい。
中はふんわり。
肉の旨味の密度が濃い。
ご飯はガーリックライスにしてもらった。
鉄板の上からニンニクの匂い。
焼きあがるほどに香ばしい。
これ、好きなんだよね~
きっとニンマリしていたのだろう、
隣の視線を感じた。
デザートもいうことなし。
担当の女性が珈琲を置き、
「ありがとうございました。ごゆっくり。」
「いやいや、美味しく楽しいひと時でした」と2人で言った。
時を忘れていた。
コーヒーを飲みながら隣の人が言った。
「あと何度、これるかな?来たいと思った時、
食べに来れる身分になりたいね」
「まあ、今日、食べられた幸せを噛みしめ、また頑張ろう。」
と答えた。