盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
花巻の夜。
5時にはとっぷりと暮れてきて「茶寮かだん」を後にした。
盛岡からK君と出かけ、花巻に住む2人と併せて4人。
高校時代からの友人だ。
1年前と同じく、火鍋の姐妹(シスター)へ。
開店と同時に入った。
商店街の裏の住宅街に怪しい真っ赤な提灯。
初めての時は、中の想像がつかなかったが、
今は、戸惑うこともなくドアを開ける。
GIPSY KINGS "VOLARE " | Penelope Cruz
<音楽が流れます、音量に注意>
「いらっしゃい~」
にこやかに席に案内される。
姐妹やスタッフの自然なもてなしもご馳走だ。
早速、乾杯。
私はノンアル。
F君が「悪いね~」と真顔で何度も言う。
何度も言われると、想いの薄さを感じるものだが、
彼の言葉は、その都度軽くない。
「大丈夫、もともと呑んで飲まなくても変わらないから」
と私も繰り返す。
時計は5時15分。
みんな火鍋の美味しさを知っている。
役割分担して手際よく食べる用意が整う。
4種のスープから選んだのは、
前に来た時と同じ麻辣と白湯。
火鍋セットから開始。
肉とたっぷり野菜。
それぞれ夢中で食べ始める。
H君は牡蠣が食べたいと頼んだ。
海老のつくねはビニールに入っている。
これを絞って適当なところで千切る。
スープの中であっという間に、
プリプリの海老の旨味たっぷりのつくねになる。
凍り豆腐。
たっぷりスープを吸い込み、体が温まり美味しい。
K君は春雨。
とても好きなんだとニコリ。
だいぶ食べた。
みんな昔の様に量を食べないと言う。
胃袋も落ち着きA君は、紹興酒を吞み始めた。
箸の動きも落ち着き、話題は花巻東の出身の野球選手。
今、花巻で図書館建設について市民と行政がワークショップを開催中。
あれこれと、盛り上がる。
その頃には、1階のテーブル席はほぼ埋まり、
予約の人たちが続々と2階へ。
月曜日からこの人気。
H君は白子を見つけた。
私も初物だ。
もう、腹いっぱいだと3人は口を揃えて言う。
私は、〆の中華麺と刀削麺を食べると、頼んだ。
すると、みんなの箸が伸びてくる。
あっという間に無くなり、中華麺を追加した。
「なんだ、みんなけっこう食べるじゃないか」と笑った。
それだけ姐妹の火鍋は美味しいのだ。
肉や野菜などの旨味が溶け込んだスープに麺を入れる。
麻辣と白湯を取り皿に混ぜ、ほどよい辛さにして麺を食べる。
シスターでは、飲み会というよりご飯会。
小食になったと言うが、まだまだ4人ともよく食べる。
会計しながら、みんな「美味しかった!」と言う。
オーナーは、「たっぷり食べたから明日は元気になるよ」
と送ってくれた。
外は、冷えていたがコートを着なくても温かい。
さて、次へ。
時計は、7時を回ったばかり。
花巻市 姉妹(シスター)