盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
バドミントンの帰り道。
道端の枯れ葉に目がとまった。
車を停めた。
ついこの間、芽吹いて濃い緑。
眩しい太陽を遮る木陰。
今年は鮮やかに染まる時間もなく地上に降り積もった。
Andrew York plays "Home" on an 1888 Antonio de Torres
<音楽が出ます、音量に注意>
毎年繰り返す自然の営みは、その年でどこか違う。
家に帰りシャワーを浴び着替えた。
暗くなった街の空気は冷たい。
繁華街の裏手にメルヘンハウスというビルがある。
その地下に下りる。
吹き抜けに大きな蝶、トンボにカタツムリのオブジェ。
下りて正面にある「しょうが焼きや」。
ドアを開けると、店主の元気な声と笑顔が迎える。
どんぶりいっぱいの野菜から始まる。
小鉢も三種。
身体が活き活きとしてくる。
中東のふりかけ「デュカ」を頼んだ。
ナッツ、クミンシードやコリアンダーなどが入っている。
サラダ、肉やご飯にもふりかける。
スパイシーで食感も楽しい。
その夜は、
食べ応え十分な厚切り200グラムの「ロースしょうが焼き定食」。
時々、無性に食べたくなる。
肉の旨味を味わう。
美味しい~
明日も元気でいられそうだ。
しょうが焼きには、直火炊きの美味しいご飯。
醤油ベースのソースで、なおさらご飯がすすむ。
カウンター中心の店内は、賑やかだ。
誰かの家でご飯を食べている気分。
期間限定の玉子のサービス。
最後の一切れ。
ゆっくり噛みしめた。
ほかのお客さんにも送られ、店を後にした。
店主が外まで来て送ってくれる。
ちょっと立ち話をして地上へ出る階段を上った。
「年内には、また来てくださいね」
振り向いて手を振った。
外は冷えていたがなんのその。
次は「チキンのしょうが焼き定食」にしてみよう。