盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>

 

 

街路樹の葉がアスファルトに舞い散る。

ちよっと物悲しい。

まだ十分に染まりきっていない葉が、

次々と落ちて車に飛ばされる。

樹々は葉を落とすと、

すぐに春への準備が始まると聞いたことがある。

思えば盛岡に来た頃の官庁街の街路樹は、

こんなに見上げる高さではなかった。

いつの間にか通りを覆う様に空に伸びている。

 

 

午前中、本を販売先に届けてきた。

印刷会社の倉庫に山積みだった段ボール。

半年前、最後に残った5箱を事務所に運んだ。

今は、残りあと2箱。

全国の方からはがきやメールをいただいた。

「続編をお願いします」

「増刷しては」

など、その度に嬉しかった。

しかし、昨年から今年にかけては依頼された仕事に専念。

私の場合、街を紹介する雑誌は春から秋にかけて制作している。

3月頃に完成し発売。

 

そろそろ、今年の振り返りと来年の企画を考えよう。

 

Wish You Were Here · Bee Gees

 

 

もうランチの時間。

今日は中国料理「空」で待ち合わせ。

中華と聞くとテンションが上がる。

私の中華料理は母の酢豚が原点かもしれない。

時々、クジラ肉を一度、唐揚げにして入っていることもあった。

たいてい父の給料日前の苦しい時だ。

母は、給料日からは豪華な食卓を広げた。

半月ほどすると、簡単な料理になる。

直前の一週間は悲惨なご飯が続く。

小学6年のある日の土曜、家に帰って昼ご飯。

何やら台所で腕組みしていた。

出てきたご飯にふりかけ。

柿の種を細かく砕いた物だった。

父はいつも、給料日以外は均等にと母に言う。

それでも、だんだんじり貧の母のペースが続いた。

今では笑い話。

 

 

素敵な空間。

 

 

海老焼売。

 

 

蓋を開けると、白菜に包まれていた。

ふわふわでもちっとした皮は艶々。

口にすれば、ふわっと海老の風味。

ついてきたタレで白菜まで食べ尽くす。

 

 

スペシャルランチのセットから、

県産牛のオイスターソース炒めをチョイス。

いい香りだ。

 

 

オイスターソースの深いコク。

日本では「牡蠣油」というそうだ。

発祥は中国の広東省らしい。

牛肉が何とも言えない美味しさ。

どう説明したらいいのだろう。

 

 

一緒の人は、海老のチリソース煮のセット。

色が綺麗だ。

プリプリの海老に、

たっぷりチリソースを絡めて食べている。

満面の笑み。

ソースだけでもご飯がすすむと言う。

ご機嫌だ。

一緒の人は、

「辛さがいい具合で食欲そそられる~」

話を聞いて食材に向かう作り手の真摯な顔が浮かんだ。
 

 

 

 

 

正午前に入ったが、もう満席。

食べ終えた人が会計して出て行く。

入れ替わりに席が埋まる。

サラリーマンもやって来る。

スタッフは手際よく片付け、できた料理を運ぶ。

 

私たちも会計して店を出ると、

「やはり中華はいいね」と頷き合った。

午後は、各々の仕事へ。

さて、温泉にでも行ってこれからの企画を考えよう。

 

 

 

 

 

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