盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
温泉へ。
八幡平市の「八幡平ハイツ」。
お湯に身体を沈めながら溜息を二度三度。
四肢を伸ばしてもう一度「はぁ~」と、幸せの吐息。
ロビーは賑やかだった。
スタッフに聞いてみたら満室。
バンケットも中学の同級会や盛岡の町内会の名前もある。
コロナ前に戻りつつある様だ。
数年のブランクを経て復活したバドミントン。
少しずつ身体が動く様になり、感覚も戻ってきた。
夏から、体育館の中を軽くランニング。
体が走ることを忘れていた。
ようやく走っている感覚になってきた。
やはり走ることは運動の基本。
小手先の技から、全身を使い始めている。
さて、夕飯は何にしよう。
週3日も運動すると、身体が肉を欲する。
スマホに夕飯の誘いのメールが届いていた。
老舗洋食屋の「むら八」の上田の店で休んでいたハンバーグが復活中。
食べに行こう!
Moanin' Art Blakey and the Jazz Messengers
Lee Morgan, Benny Golson, Bobby Timmons and Jymie Merritt
駐車場で待ち合わせ。
店の中は家族連れからカップルや歳を重ねたご夫婦まで。
数分待って案内された。
テーブルにつくと、すぐにキャベツが出てきた。
前は料理と一緒に小鉢に盛られ、
ご飯と味噌汁同様におかわり自由だった。
先に出てくると、待つ間に食べたくなる。
梅紫蘇のドレッシングで食べ始めた。
辺りを見回すと、おかわり自由は変わりない様だ。
舞茸のカツがあり注文した。
サクサクのころもに包まれ舞茸がびっしり。
よく知られている安比舞茸だ。
シャキシャキして美味しい。
私は佐助豚。
ハンバーグに惹かれたが、
今日はちょっと贅沢に美味しい肉を食べたかった。
いい焼き加減で噛むほどに滲み出る甘味。
たまらない。
ブランドの「佐助豚」をたっぷり味わう。
身体が喜んでいる。
ほどなくハンバーグの登場。
熱々の鉄板でぐつぐつと、
たっぷりのドミグラスソースがハンバーグを包み込む。
舌が味をしっかり記憶しているが聞いてみた。
「どう?」
深いコクのあるデミグラスソース。
たっぷり纏わせ口の中へ運んで言った。
「久々のむら八のハンバーグ。」
「肉汁が溢れてくる。」
「ソースとの相性、バッチリ!」
そのとおりなのだ。
決めた、復活している間にまた来よう!
近頃は「ハレの日の陽食屋 むら八」と銘打っている。
創業は昭和12年。
トンカツのほか伝統の洋食まで楽しめる。
盛岡駅ビルのフェザンにも店があり、
フレンチの「シェムラ ブル・リス」も。
一度、行ったことがあるが素晴らしいランチだった。
フランス4つ星ホテルで修業し、
日本に帰り「トゥールダルジャン東京」にてスーシェフ。
その後、故郷盛岡に帰り、
本格的なフレンチレストランをという思いで帰省。
地元の旬の食材をふんだんに使っている。
また行きたい。
満足して店先で解散し、家に帰ってきた。
舌なめずりのルハン君。
「二ャァ~ン」が「僕のは?」と聞こえた。
あれれ、寝起きかな。
お土産はないので、ひたすらルハン君と遊んだ夜。