盛岡食いしん爺日記
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暑い、熱い!
昨年も9月半ばまで暑かった。
旧盆過ぎの虫の音と涼風は昔話になってしまうのだろうか。
北国でも夏は一日中エアコン暮らし。
大丈夫なのか地球。
陽が傾き始めても暑い。
ふと浮かんだカフェ。
すぐに着替え、車のキーをポケットに突っ込んだ。
涼を求めてリンゴ園の丘にある「mi cafe(ミ カフェ)」へ。
Beyond The Sea · Rod Stewart
りんご園の傍らに駐車場があり、もう4時20分。
何とか30分はゆっくりできる。
りんごは、だいぶ大きくなり、赤みを帯びている。
木の階段を上っていると「こんにちは」と背中から声。
カフェを手伝う娘さんが涼しい顔で駆け上がって行く。
「こん、に、ちは」
こちらは昨日のバドミントンの疲れもあり、息切れ。
古木も実をつけていた。
暑さに耐えて頑張っている。
木を縦に敷きつめたアプローチ。
振り返ると盛岡の街が一望。
店に入ると、オーナーが迎えてくれる。
4時過ぎに訪れると、席を選べる。
テラスの角の隙間から零れる花。
綺麗だ。
空いていれば、たいてい同じ席。
本物と見間違うりんごのオブジェ。
梁にリスが3匹いるのを私は知っている。
庭で拾った落ち葉。
遅く来たので、完売の物も。
おっ!「カシスのパフェ」がある。
ラッキーだった。
出される期間が伸びていた。
一緒の人はチーズケーキと珈琲。
添えられたブルベリーのジャムとミント。
美味しそうなチーズケーキだ。
「カシスのパフェ」
テーブルが一気に華やぐ。
向かいの人も歓声を上げる。
四方から写真を撮った。
カシスのジャムとソフトクリームの共演。
カメラを向けていると、
「見ているだけで幸せになる~」
と一緒の人が言った。
小さく切ったチーズケーキも入っている。
底に敷かれた玄米フレーク。
サクサクの食感と丁度いい甘さでミルク感の強いソフト。
心ウキウキ、幸せを呼ぶパフェだ。
これで600円に税。
「これは、お得すぎる~」とオーナーに言った。
「千葉さん、いくらまでだったら食べます。」
と聞かれ、咄嗟に「千円でも食べます」。
一緒の人も頷いた。
すねと、オーナーは娘さんの方を見た。
嬉しそうに笑みを浮かべていた。
そうか、この素敵なパフェを考えたんだ。
綺麗で美味しいスイーツだった。
2個だけ残っていたりんごを買った。
これでおしまいとのこと、これもラッキーだった。
シナノレッドという品種。
これも初めてのりんご。傾いてきた陽射しに映える。
種をとるためのりんごを見せてくれた。
大きさはビー玉ほどで可愛らしい。
だいぶ陽も傾き、カフェが閉まる時間だ。
ミ カフェでは、いつも発見があり、オーナーに色々と教えてもらう。
今年のりんごは品種によって出来が違うそうだ。
やはり環境の変化だろう。
ドアの外まで見送られ、指差す方を見た。
プルーンが実っていた。
美味しそうだ。
先ほどの小さなりんご。
たわわに実り枝が下に向く。
オーナーに挨拶し、庭を少し歩いて下った。
トンボもひと休み
翌朝、買ってきた梅のジャムを開けた。
梅の香りと爽やかな酸味。
木で完熟させた梅だけを使っているそうだ。
今朝のブレックファーストから、爽やかな一日の幕開けになりそうだ。
買ってきたシナノレッドもサクサクと瑞々しく美味しかった。
ミ カフェに行くと、いつも何枚も写真を撮ってしまう。