盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
盛岡市材木町で毎週土曜日に「よ市」を開催。
もう50年になる。
昨年は記念行事を色々と行った。
まだまだ課題もある。
その一つが長い間に溜まった資料の整理だ。
街の先輩方が集めては保管してきた段ボール箱が山積み。
<昨年のよ市の様子>
Honey (I Miss You) by The Ray Conniff Singers
材木町は、江戸時代にまで遡る。
盛岡城下のまちづくりと共に始まった。
時代が進み昭和の30年代の後期に迂回する広い道路ができた。
近郊に大型のショッピングセンターなども進出した。
めっきり人通りも少なくなった。
そこで50年前に当時の商店街の青年部が立ち上がり、
毎週土曜日に「よ市」を始めた。
野菜や花、果物なとが並んだ。
今ではクラフトビールやワインなどが人気。
若い人が多くなった。
最近、当時を知る人たちが次々に逝ってしまった。
昨年、街の歴史とよ市の歩みを冊子に纏めた。
冊子を渡した時、先輩が言った。
「後は、資料を整理して欲しい」
しっかり頭に刻んでいる。
街の栄枯盛衰を辿りながらの制作は楽しかった。
資料整理を始めた日。
段ボールを開け、大まかに分類。
多くの写真や資料に自分たちを見つけては手が止まる。
自分の40代の写真もあって驚いた。
最終的にはスキャンして保存するもの。
商店街の組合の事務所に保管するもの。
残りはひとまず倉庫へ。
あらかたの方針を決め、続きは一杯傾けながら。
材木町から旭橋を渡れば盛岡駅前。
駅の向かいにある「ももどり壱番屋(momo-ichi)」へ。
ここは鶏のから揚げが人気。
ひとつがかなり大きい。
LLサイズで、サクサクでしかもジューシーな鶏のから揚げ。
美味しく話も弾む。
豆腐も自前で作っている。
美味しく栄養もあり、リーズナブル。
西わらびもある。
生姜がたっぷり。
ノンアルのビールにもあう感じ。
急な飲みで、3人のうち2人はノンアル。
「今のノンアルは雰囲気が出る。」
「いやいや、まだ物足りない。」
酒税の対象外なので、メーカーも力が入るだろうなどと、
話は、あちこちに飛ぶ。
迫ってきた選挙のことなども。
麻婆茄子も美味しい。
どんどん皿は空になる。
食べながら、飲みながら話すうちに夜が更けていく。
「なるべく、年内に片付けよう!」の合言葉で解散。
彼らは、なんだかんだ言っても材木町が好きだから、
よ市などを通じ、街の活性化に力を尽くすだろう。
私は、サイドからついていこう。
近頃、明るいニュースもある。
新たに動物病院やカフェが開店。
まちづくりの手伝いが出来ることは嬉しいものだと思った夜。