盛岡食いしん爺日記
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先日の午後、ある人の仕事を手伝った。
荷物を車で運んで終わり。
空は低く、今にも降り出しそう。
街の猫ものんびり。
平和だ。
Que Reste-T-Il De Nos Amours? · Stacey Kent
少し街を歩いて温泉へ。
ある方が、「温泉に入りたい」と言っていた。
メールをすると、「おぅ!」ときた。
1時間後に迎えに行って助手席に乗せた。
盛岡の西の隣町、雫石町のありね山荘。
網張の中腹。
昔は、山荘の近くからもリフトで登れた。
牛たちものんびり。
時間がゆっくり流れた。
いい湯だったと話しながら盛岡に帰る。
その人が、「盛岡はいい」と言う。
思いついたら温泉に行き、
2時間半もすれば街中にいる。
盛岡に着いた頃、
いつの間にか雲は消え、少しの夕焼け。
夕顔瀬町のRA-MEN IKKEN(イッケン)へ。
ここのラーメンが時々無性に食べたくなる。
店の中に流れるJAZZ。
先頭を切って入った人は、煮干し出汁のラーメン。
初めて来た時も一緒だった。
それ以来、時々食べたくなるそうだ。
私たちは考え方が似ているわけではないが、
食の嗜好は相似形かもしれない。
食べ始めるなり、「美味い!」と言うと、
立ち上がった。
入口近くの自販機に行きトッピングにメンマ。
長い穂先メンマは食感、味ともにいい感じ。
これだけでご飯が食べられそうだ。
私はキーマカレー。
料理は香りとビジュアルと味のバランスだと思っている。
このキーマカレーは、三拍子そろっている。
塩ラーメン。
イッケンでは、麺も選べる。
今日はストレート。
食べ始めると小気味いいほど感じる小麦。
イッケンのラーメンは、スープパスタに近い感じがする。
スープの深い旨味、チャーシューの味。
スープは、色々な料理に使えそうだ。
お洒落な味でイタリアンラーメンだと勝手に思っている。
白いどんぶりに可愛らしい字で「いっけん」と書いてある。
小学生のお子さんが、
イッケンのイメージで書いたそうだ。
サービスの黒ウーロン茶。
「いやぁ~満足した」と向かい。
久し振りにスープまで飲み干したと言う。
引き戸の開く音がした。
ほぼ満席なので、席を空けた。
いい半日だったと言いいあって解散。