盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

先日、花巻へ。

仕事が終わり茶寮かだんへ行ってみた。

 

 

その日は、珍しく早仕舞いだった。

しかし、門の中に人の気配。

 

 

近寄ると中にいたオーナーの一ノ倉さんと目が合った。

「おや、千葉さん」

「お休みだったんですね」

どうやら集まりがあり早く締め、

その後、庭の樹や花に水やりに来たそうだ。

おや?

雨戸が閉まっているのを初めて見た。

当時のままの姿だそうだ。

 

 

 

 

Summer of 42 - Music by Michel Legrand

 

ホースの先から出る水を得て長い間生きてきた樹々は、嬉しそうだ。

ここには宮沢賢治さんが設計した花壇もある。

この松は、賢治さんが縁側に腰かけ、

お茶を飲む姿を見てきたのだろう。

 

 

ギャラリーにどうぞと言われ後をついて行った。

丁度、もうすぐ終わる展示をしていた。

花巻で美術の教室や高校などで教えている高橋圭子さんの作品展。

6月中で終わる様だった。

 

 

 

 

休みなので灯りは消えている。

それがまたよかった。

 

 

 

 

美しい結霜硝子。

灯りがない方がくっきり浮かび上がる様だ。

 

 

庭の途中の小さな門。

だいぶ傷んで修理するそうだ。

果たしてどう生まれ変わるのだろう。

そんな楽しみもある。

 

 

つい長居してしまい、一ノ倉さんにお礼を言って茶寮かだんを後にした。

 

 

 

 

その夜、花巻の知人と待合せ。

場所は「日本料理 新亀家」。

十数年前に来たことがあり、ひっつみや釜めしを食べた記憶がある。

花巻市石鳥谷の名店新亀家からの暖簾分けらしい。

 

 

個室が多いのでゆっくり食べられる。

 

 

 

 

待合せた人と開いたメニューで気になったものがある。

 

 

「七ツ森そば」だ。

「どんな、そばなんですか?」

と店の方に聞いた。

そば粉を地酒でこねたもので、

茹で上げてアルコール分はとんでしまうそうだ。

「つるつるとした食感でそば冷麺の様だと、よく言われます。」

これは興味津々。

二つの小さなせいろになっているとのこと。

早速、頼んだ。

 

 

 

 

一枚ずつ分けた。

つるつるの食感、喉越しがいい。

美味しい。

すぐになくなって互いに顔を見合わせ笑った。

 

 

一緒の人は、ステーキ重。

新しいメニューで白金豚のステーキ。

しっかりとした肉質ながらやわらかい、

脂が甘く美味しいし、茶碗蒸しが付くのも嬉しいと食レポしてくれた。

 

 

 

 

私は白金豚かつ重。

メニューに花巻のブランド白金豚があったら、欠かせない。

茶碗蒸しと味噌汁付きだ。

 

 

 

 

 

 

白金豚のカツは嬉しい。

噛むほどに肉の旨味と甘味。

ころもは、しっかり肉を包んでいる。

玉子と玉ねぎに少しの海苔。

いい匂いだ。

美味しい~

 

 

ゆっくり色々な話もできた。

また近いうちに花巻に来る用事があり、

再会を約束して解散。

外はかなり暗くなっていた。

庭の隅に紫陽花。

梅雨はどこへ行ったのだろう。

雨にも負けずで、

「日照りのときは涙を流し」と賢治さんは書いた。

花巻の一部で田んぼが乾いて地割れが出ていると聞いた。

心配だ。

 

 

翌日、朝から岩手では少しまとまった雨。

夕方になり、水たまりを見て思った。

ダムに少しでも貯水できたらいいのだが・・・

 

 

 

 

 

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