盛岡食いしん爺日記

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盛岡といえば岩手山。

いつも街を見下ろしている。

南部片富士や岩鷲(がんじゅ)山とも呼ばれている。

残雪の頃、山頂付近に鷲が羽を広げたように青い山肌が見える。

花巻の高校を卒業した私は「がんじゅうざん」と呼んでしまう。

盛岡の旅行会社トラベル・リンクの材木町のまち歩きの時、

北上川に架かる夕顔瀬橋から岩手山を見た。

ガイドが「がんじゅうざん」と呼んでしまうと言う。

私たちは同窓だった。

先日、花巻のバーで飲んでいた。

その時、同窓の方がいて、歌いにくい校歌の話になった。

「岩手山を盛岡の人たちは「がんじゅざん」と言うんです。」と話すと、

驚いて「がんじゅうさん、じゃないんですか?」

おそらく、メロディーにのせると「がんじゅ」と歌えず、

「がんじゅ~ざんは、峩々として~」となるのだろう。

その日の二人の同窓の結論は、そんな風になった。

 

 

今年は長く鷲の姿を見た気がした。

 

 

歌人 石川啄木は、 

ふるさとの山に向ひて 

言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな

と詠んだ。

 

古澤巖「Mr.Lonely 2020」〜JET STREAMテーマソング

 

 

岩鷲山を眺めていたら、近くに行きたくなった。

岩手山を望む八幡平の「樹海ライン」「八幡平アスピーテライン」が

除雪が終わり開通したと聞いた。

 

 

 

 

盛岡から岩手山の東側を回り込むように走る。

 

 

標高が高くなると、まだフキノトウ。

 

 

雪の回廊を見ることができた。

日毎に溶けていくだろう。

だいぶ雪の壁も低くなっている。

 

 

 

回り込むと岩手山は、

岩鷲山でもなく南部方富士でもなくなるようだ。

 

 

大地に降り立った竜の背の様にも見え、

ひと休みしている馬の様にも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂に登り始める所の駐車場に到着。

例年、ここから下の温泉辺りまで春スキーができる。

スキーの板を車にしまう人も見かけたが、いつもより少ない。

車から降り、岩手山の後ろ姿を眺める。

西側へ長く伸びる稜線。

 

 

まだ、5時には道の入口が閉ざされる。

もう4時を過ぎている。

山を下った。

途中、松尾鉱山の廃屋が見えた。

 

 

 

 

 

東八幡平と呼ばれる辺りを少し走った。

 

 

雪解け水を照らす夕陽。

眩しさに春を感じた。

 

 

 

 

八幡平市から盛岡に向かう途中にある「食堂 むら重」。

ここの気になるメニューがあった。

店の前を数十回は通っているが、初めて車を停めた。

歴史のあるドライブインの様に見えた。

 

 

 

 

 

 

むら重の「生ラム定食」。

SNSやテレビで美味しいとの評判。

一度は食べてみたかった。

 

 

昔、岩手のドライブインの様な感じの店で、

ジンギスカンを出す店が何軒かあった。

今は遠野からブームが起こり、盛岡でも人気のジンギスカン。

 

持ち手のついた鉄鍋でじゅうじゅうと鳴らして登場。

 

 

ご飯もたっぷり。

 

 

固くも柔らかすぎでもない、いいラムの食感。

脂も甘い。

くさみもなく甘めのタレとよく合う。

なるほど人気なわけだ。

ご飯がすすむ。

 

 

餃子は、餡がびっしり。

美味しい。

 

 

思い立って出かけた午後。

温泉に入れなかったが、十分癒され、ほっとした。

車で1時間も走れば、山懐の大自然の中にいる。

盛岡はいいところだ。

そんなことを思った春の日の夕方。

 

 

岩手県八幡平市大更

「むら重」

 

 

 

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