盛岡食いしん爺日記
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2月になってだいぶ時間にゆとりができた。
ついつい温泉に。
盛岡は、いい。
車で1時間も走れば行ける温泉があちこちに。
どこにしようかと、迷う。
今日は鶯宿温泉「川長」。
コロナが始まってから来ていない。
お気に入りの温泉の一つ。
ゆっくり温まった。
湯上りソフトがあり、
ロビーで火照った体にブルベリーのソフトクリーム。
いつか、部屋付きで、
昼ごはんを食べてみたい。
何度も温泉に入って、ゆっくり。
いいなぁ~
帰り道、
陽が沈む。
仄かに染まりだした岩手山。
やはりこの冬は雪が少ないようだ。
車を停め、眺めていた。
夕陽は奥羽山脈に沈み、
一瞬、御所湖を紅く染めた。
温泉の後は、
創業400年の橋本屋本店で待合せ。
いつもテーブルに花。
取りかえられると、
入口近くに吊るされドライフラワーにして、
玄関の辺りを飾る。
Wish You Were Here · Bee Gees
落ち着く店内。
色々な人が思い思いにそばを食べる。
その日、久し振りにお会いした人は、かつ丼。
人気の一つ。
厚いかつ、
剥がれないころも、
玉子の具合もいい感じ。
向かいの人は、
「かつも美味しいし、玉ねぎが多いのも嬉しい。」
とニコニコ。
子供の頃、
よく見かけたグリーンピース。
私は、初めての「五目そば」。
かまぼこは2種類、海老、椎茸、イカに帆立。
そばを覆いつくすたくさんの具。
竹の子も嬉しい。
まるでお正月だぁ!
そこに、薬味のネギと紅葉おろしをたっぷり。
飽きのこないそばは、たっぷり入っている。
音を立てて吸い込む。
木の器も好きだ。
軽くて見た目よりたっぷり入る。
その日、たまった20枚のサービス券。
20枚で300円引き。
「ひいてカツ丼と五目そばで、1,600円です、また、ためてくださいね」。
「はい」と答えて橋本屋を後にした。
玄関で見かけたネコヤナギ。
今宵の盛岡は、空気がやわらかい。
少し歩いてお茶をすることになった。
話は互いの健康のことが多い。
再会を誓って解散。
翌日、盛岡の街は白い世界になったが、
例年の2月半ばの冷気ではない。
やはり、陽射しの強さを感じる。
春は近そうだ。
時間にゆとりができると、
季節をゆっくり思ったり、
猫君の毛替わりの遅さを気にしたり、
あれこれ思うのも、いいものだ。
盛岡市本町通一丁目
橋本屋本店