盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
霙の茶寮かだん。
濡れた敷石に落ち葉。
Stardust · Beegie Adair
今日は、オーナー夫妻と打合せ。
茶寮かだんの本作り。
固まってきたレイアウトを見てもらう。
だいたい終わってチーズケーキと珈琲。
話が広がり、次々に新しいエピソードも。
すべて盛り込んだら本は物語と写真で、分厚くなってしまうだろう。
話しこんでいるうちに、
気がつけば閉店時間。
外が暗くなるのが早い冬ならではの光景。
結霜硝子の雰囲気も違う。
ますます落ち着いた感じになる。
当時の贅と匠の技をこらした空間での暮らしが、
私には想像がつかない。
歪んだ硝子越しに眺める庭。
一ノ倉夫妻に見送られて玄関を出た。
外から見る窓は、桟がくっきり浮かび上がる。
季節は勿論、一日の中でも姿は変わる。
今、見ている光景は今だけのものなんだろう。
そこから切り出して本にする。
なかなか大変なものだなあ~
などと思った盛岡への帰り道。