盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
街の並木の樹々の葉は、まばら。
見通しはよくなったが冬の気配。
抗えないとはいえ軽い溜息。
また冬が来る。
Out of Africa: Main title theme · Royal Liverpool Philharmonic Orchestra
盛岡八幡宮にお詣り。
まだ赤や黄が残っていた。
境内は七五三でお詣りする家族が目立つ。
縁結美神社の方へ。
本殿の近くだが、いつもひっそりしている。
紅の葉は風吹くごと舞い落ちる。
ハートのまわりに落ち葉。
さて街に降りてランチに行こう。
山の頂上から日ごとに下りてくる。
北国の街に雪がちらちら舞うのも、
そう遠くはない。
コートのマフラーを巻きなおした。
迷わず気まぐれメニューに決めた。
「牡蠣の磯辺天そば」。
蕎麦将軍は小上がり、テーブル席とカウンターがあり便利だ。
数人でもいいし、ひとりでも行きやすい。
三種の席があるのは、ありそうで意外と少ない。
大沢川原の行列のできる老舗そば食い処「やまや」で修業した親方。
八幡町に開店してすぐコロナ。
テイクアウトなどもしながら頑張ってきた。
つゆを入れるものや蕎麦湯の入れ物はやまやと似ている。
勝手に店を出すときに贈られたのではないかと思い込んでいる。
牡蠣の磯辺天は、とうめしと蕎麦将軍の名物のひとつ。
熱い蕎麦に入れてもよし、そのまま食べてもよし。
レモンを絞りパクリ。
海苔が香り、続く牡蠣の旨味。
美味しい~
盛岡界隈のそば屋で多く見られる紅葉おろし。
権八とも言う。
そば自体も美味しい。
やまやで修業し大将なりの工夫があると思う。
新そばの風味をざるそばで味わおうかと迷ったが、
牡蠣の磯辺天に強く惹かれた。
残った一つは蕎麦に入れず、じっくり味わった。
帰ったらダウンや厚手のセターそれにタイツを
クローゼットの奥から引っ張り出そう。
そうそう冬靴も。
私なりの冬支度の始まり。
盛岡市八幡町
蕎麦将軍