盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
「茶寮かだん」の紅葉の散り際を見に来た。
オーナーの一ノ倉さんにも大切な用事があつた。
坂の下に来ると、紅と黄が傾きかけた陽を浴びていた。
Love Infinite · PYRAMID
庭を歩いた。
明日の朝には散っていそうな紅葉。
終わりに放つ鮮やかな紅。
あちこちにカメラを向けた。
デジタルなので、ついたくさん撮ってしまう。
この頃、絞り込んでシャッターを押すことにしている。
だが・・・(笑)
一緒の人は甘酒。
私はいつものゲイシャ。
2人の話しぶりもゆっくりで穏やかになる。
オーナーの一ノ倉さんと打ち合わせ。
今、「茶寮かだん」の本を制作中。
デザイナーと相談しながら進めてきた。
レイアウトとテキスト(説明文)をみてもらう。
訪れる人は途切れず、相変わらず忙しそうだ。
説明し来週また来ることにした。
後は、少しゆっくり。
帰る前にトイレに行った。
この閉ざされた空間も奇麗だ。
旧橋本家別邸は復元され、カフェ茶寮かだんとなった。
別邸は、約100年前に建てられた。
病弱だった奥様のために。
各部屋ごとに違う雰囲気。
生活に飽きさせない造りで、
細かい所にまで匠の技が施されている。
美味しい珈琲を飲み庭を眺めていると心整うわけだ。
一ノ倉夫妻に見送られ、「来週、また来ます」と言った。
頼まれた本の制作は難しいが楽しい。
重ねてきた人生の話を聞いたり、
現地を見に行ったり、
受け身のこちらも心ときめいたり。
さて、盛岡へ帰り、もうひと仕事しよう。