盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>

 

つかの間の青空。

すぐに低い雲が覆い尽くした。

樹々はすっかり葉を落とし、寒々。

12月から復活したバドミントン。

今日は午後から。

その前にランチ。

 

 

 

Toto - Georgy Porgy

 

ナナックは解体され、新しいビルの建設が始まっている。

どんなテナントが入るのだろう。

街は、生きている。

呼吸していると思っている。

東京の銀座などには、江戸時代の街並みは残っていない。

関東大震災、東京大空襲で焼けてしまい、再生した街が多い。

しかし、下町の路地に入ると何となく江戸の風情を感じる。

街を創る人達の心に情緒が残っているからだと思う。

盛岡は、どんな街になっていくのだろう。

ただ、跡地にマンションの建設が多すぎはしないか・・・

なんて勝手に思っている。

 

 

 

 

ホットライン肴町の入口の向かいのビルに「えぞっこ」がある。

年に数回は訪れている。

 

 

盛岡で飲食店がテナントに入った第一号らしい。

 

 

 

 

このビルは、

昭和43年竣工で、盛岡初の飲食店が並んだテナントビル。

初代の「えぞっこ」を昭和48年、今の大将が引き継いだ。

サラリーマンから転身し、初めは、職人さんが調理。

夫婦で見様見真似で勉強。

その後、工夫を重ねて自分の味を作り上げた。

昭和の後半は、空前の味噌ラーメンブームで大繁盛。

毎日、昼は2時を過ぎても休めなかったそうだ。

その頃の肴町界隈は岩手県内一の繁華街。

向かいに川徳デパート。

盛岡バスセンターに近く、朝から晩まで人並みは途切れなかった。

あの頃、「バスセンターの2階の喫茶店で見合いした人もいたらしいよ」

と笑いながら大将が話していた。

ここに通い出した頃、

カウンターも椅子ももっと紅かった。

この色になるまで、

どれだけ多くの人が入れ替わって座り食べたことだろう。

 

 

もやしラーメンがきた。

 

 

サラリーマン時代から、

レバーモヤシ定食、焼きそば、味噌ラーメン。

多いのはモヤシラーメン。

 

 

いい具合の餡、シャキシャキのモヤシ。

美味しい~

 

先日、インスタントラーメンの明星チャルメラ醤油味を食べた。

その時思ったことがある。

「モヤシ」だ。

シンプルで様々な料理に使われている。

たっぷりチャルメラにモヤシを入れたのだが、

中々に主張してくる。

入れない時の味を大きく変えている気がした。

残念なのは、えぞっこのようにシャキシャキ感を出せないこと。

 

 

 

太めの縮れ麺に餡がほどよく絡む。

熱々に息を吹きかけては、一気に吸い込む。

この時の音がいい。

 

 

温まって外に出ると、ちらほら雪。

さて、午後からのバドミントンは、無理は禁物。

じっくり、ゆっくり復活して行こう。

何せ建物のように真新しく生まれ変われないのだから。

 

えぞっこ 

岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目7-1

 

 

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