盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
西和賀を続けて訪れている。
11月に入れば春まで閉める店があちこちにある。
私は、今年、8月下旬から10月の中旬まで遠出ができなかった。
若い頃だったら焦って出かけたことだろう。
今は無理をしないし、できない。
紅葉を見ながら出かけた。
西和賀の紅葉は真っ盛り。
葉が舞い落ちるのを見ていると、
もうすぐ厳しい冬の訪れを思う。
この森も深い雪に覆われる。
Have Yourself A Merry Little Christmas Diana Krall
<音楽が流れます、音量に注意>
焼地台(やきちだい)公園の中にある「111coffee」。
11月5日までの営業で冬季休業。
今年はもう来られないだろう。
でも、来春の新緑の頃もいい。
年を重ね待つ楽しみも覚えた。
111は、B&Bカタスミのオーナーの息子さんが営む。
一度海外などに行ったが、郷土に戻ってきた。
西和賀の自然と人が好きらしい。
店の内装は仲間達との手づくり。
「111」には川が流れるように色々な人や物が集うようにと、名付けた。
珈琲は、一粒一粒丁寧に厳選した豆を手間をかけ焙煎。
山の上アイアンの椅子。
何とも個性的で素敵だ。
waranoue(わらのうえ)のランプシェード。
生木を加工し、乾燥とともに形が歪む、割れる。
その変化も楽しむ。
一つひとつが唯一無二の作品。
「wood工房 ブナの森」のテーブルは、
今にも歩き出しそうだ。
見ていると顔がほころんでしまう。
カタスミのベーグル。
ピーナッツバターとサルナシのジャム。
さわやかなサルナシのジャムと濃厚なピーナッツバター。
ベーグルは噛むほどにほのかに甘い。
美味しい!
チョコチップクッキーもいい。
111のオーナーに、
「カタスミのご夫婦によろしく」と言って店を出た。
盛岡へ戻る途中、車を停めた。
テイクアウトしてきた珈琲を飲んだ。
蓋をとるといい香り。
雑味がなく、とても飲みやすい。
一口二口と飲んでしまう。
111coffeeには西和賀の魅力が詰まっていた。
いつか、真冬の西和賀を訪れてみたい。
家々の1階が埋まるほどの雪。
静かな中で、一日ぼんやりしてみたい。
西和賀町
焼地台(やきちだい)公園の中にある「111coffee」