盛岡食いしん爺日記
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西和賀のシリーズも最後。
美味しいそばの「利久庵」へ。
11時15分で満席。
10分ほど待った。
相変わらずの人気だ。
店に入りながら振り向くと10人近くが並び、
次々と車が停まる。
ROBERTA FLACK KILLING ME SOFTLY
<音楽が流れます、音量に注意>
少し残念だが松茸そばは終わったようだ。
利久庵に来たがっていた人を乗せてきた。
今日の西和賀は、利久庵でランチ。
その後はトンボ返りの予定。
玉こんにゃく。
中まで出汁の味が染みている。
「ようやく来れた~」
とSさんはご機嫌。
私が何にしようかと腕組みしていると、
そば屋さんのカレーにするという。
賄いから始まったカレーらしい。
厨房も運人スタッフも休む暇がないようだ。
盛岡で「田・和味彩々」という知る人ぞ知る懐石料理の名店がある。
そのオーナーが西和賀で土日と祝日に限ってそばを出す。
冬季は休業だ。
確か今度の11月初旬の連休で、
終わると書いてあった気がする。
カレーがきた。
黒ごまがアクセント。
出汁のきいた深い味わい。
飲むように食べていしまう。
向かいでは、黙々と食べている。
舞茸天も頼んだ。
きたきた!
小えび天と揚げ茄子のそば。
それに、なめこおろし。
やっぱり、秋はきのこ。
美味しいなめこだ。
サクサクしたころもにプリプリの海老。
なすは薄衣。
とても瑞々しく、ジューシー。
主役のそば。
風味、食感、喉越しと好きなそばだ。
美味しい~
向かいでひと口でいいから、食べてみたいと言う。
食べて、「あれ~そばも食べたい!」
その気持は、よく分かる。
「今度の連休に来てみない?」と少し顔が近寄る。
来たいのはやまやまだが、
2か月ほど体調が悪かったせいで仕事が溜まっている。
お金をためて「田・和味彩々」に行こうと言った。
すかさず「おう!」と返ってきた。
食べ終え、早々に出よう。
外に沢山並んでいるだろう。
店の人や厨房のオーナーに「美味しかったです!」と言った。
案の定、十数人が並び、次々と車が入ってくる。
今年も滑り込みだったが秋を味わった。
西和賀は、大自然だけではなく魅力的な場所が多い。
来春のカタクリの紫の花の便りが届いたら来よう。
盛岡へ帰る途中、繋の公園に寄ってみた。
少し歩いて車に乗り込んだ。
午後は、みっちり仕事しよう。
帰り道、繋の道端にはまだ秋桜。
助手席の人が言った。
「今年の秋は駆け足だったなあ~」。